この記事では、「君臨」と「降臨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「君臨」とは?
「君臨」とは、絶対的な存在として、権力を行使することです。
「あの国は、○○国王が君臨する王制国家だ」のような使い方になりますが、それほどスケールが大きなことでなくても使える表現で、その存在が仕切っているという解釈でもよく用いられます。
「彼が君臨している限り、それは行うことができない」といったように使う例がそれで、多少大袈裟な表現になりますが、それだけその人の存在が絶対だということが表現できます。
「降臨」とは?
「降臨」は、宗教的な神や仏、または使った人にとってそれに準ずる(と考えている)存在が舞い降りる(現れる)という解釈で使われる言葉になります。
すごくいいことがあった時に、「神が降臨したとしか思えない」などと使う言葉で、キリスト教の経典である聖書によると、いつになるかは分かりませんが、イエス・キリストは再びこの地上に「降臨」するという記述があります(あくまで宗教的なものです)。
こちらも大袈裟になりますが、人に対して使うこともできる表現で、とてもすごい人だったという意味から、「彼が降臨してくれてすごく助かった」などと用いることができます。
「君臨」と「降臨」の違い
「君臨」と「降臨」の違いを、分かりやすく解説します。
「君臨」は、絶対的な権力を振るうことで、「降臨」は、神仏や、それに近い存在が舞い降りることの表現になります。
「降臨」は、物の類いも対象になり、ゲームの中ですごいアイテムを手に入れたといった時に、「ついに○○が降臨した」のような使い方ができます。
この場合には、その○○がそれだけ(その人にとって)すごい存在だという解釈になると考えていいでしょう。
まとめ
「君臨」と「降臨」は、このような言葉です。
意味として似ている部分はない為、使い間違いには注意してください。
逆にしてしまうと、全く意味が通りません。