この記事では、「縁起担ぎ」と「験担ぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「縁起担ぎ」とは?
些細な事柄に対して、よいしるしだ、悪いしるしだと気にすることです。
「縁起を担ぐ」ともいいます。
特定の宗教を信仰していない人でも、初詣に行ったり、豆まきをしたりなど、些細な事柄を気にしていることでしょう。
そういったことを行っておけば、何となくよい事柄が起こりそうな気がし、反対にやらなければ何となくよくない事柄が起こりそうな気がします。
些細な事柄を、よいしるしだ、悪いしるしだと気にしているのです。
入籍や結婚式などを大安に行う人が少なくありません。
大安だから何かあるわけではありませんが、大安は縁起がよい日だとされており、その日に入籍などをすれば、何となくよいことが起こりそうな気がします。
年越しにはそばを食べる人が少なくありません。
そばのような長いものは寿命を伸ばす縁起がよいものだとされています。
それで、年越しに食べるといわれています。
しかし、食べて寿命が伸びると科学的に証明されているわけではありません。
それでも、食べておいた方が何となくよい気がします。
こういった些細な事柄をよい・悪いと気にすることをこの言葉は意味しています。
「縁起担ぎ」の使い方
小さな物事をよいしるし・悪いしるしと気にすることに使用をします。
「験担ぎ」とは?
些細な事柄に対して、よいしるしだ、悪いしるしだと気にすることです。
「験」とは縁起のことです。
受検前にカツを食べることがあります。
カツが勝つにつながるからです。
中間テストや期末テストなどで使っていたシャープペンがあったとします。
このシャープペンを使って、毎回よい点数をとっていました。
そのため、このシャープペンを使えば、次もテストでいい点数をとれる気がします。
そういったとき、受験のときにこのシャープペンを使ったりします。
宝くじを当てたいと思っている人は少なくないことでしょう。
この売り場で買うとよくあたる、この神社に参拝をすれば当たるなど聞くと、実際にそれをやってみたくなります。
こういった事柄は、些細な事柄をよいしるしだ、悪いしるしだと気にしているといえます。
「験担ぎ」の使い方
小さな事柄に対して、よいしるし・悪いしるしと気にすることに使用をします。
「縁起担ぎ」と「験担ぎ」の違い
意味は同じです。
使い方にやや違いがあり、「縁起」は結婚やお正月などめでたい事柄に対して使用する場合が多く、「験」は受験やスポーツなどの試合など勝負事に使う場合が多いです。
「縁起担ぎ」の例文
・『縁起担ぎとされる品物』
・『縁起担ぎのためにそばを食べる』
・『縁起担ぐ食材』
・『縁起担ぎの行事』
「験担ぎ」の例文
・『験担ぎに新しい服を購入する』
・『験担ぎのために神社参拝をする』
・『験担ぎをする人が多い』
・『験担ぎとしてずっと続けている』
まとめ
2つの言葉の意味は同じです。