「モットー」と「座右の銘」の違いとは?分かりやすく解釈

「モットー」と「座右の銘」の違い言葉・カタカナ語・言語

「モットー」「座右の銘」は類似の意味を連想させる二つの言葉ですが、「モットー」「座右の銘」の意味の違いを正しく理解できていますか?

この記事では、「モットー」「座右の銘」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。

「モットー」とは?

「モットー」とは?

「モットー」とはイタリア語の“motto”(声・発声)に語源があり、「普段から意識している標語的な言葉」を意味しています。

「モットー」とは「普段からそのようにしようと意識して心がけている目標」であり、「自分の目的意識・価値観・行動基準と関係している標語的な言葉」の意味があるのです。

「座右の銘」とは?

「座右の銘」とは?

「座右の銘(ざゆうのめい)」とは、「ことわざ・四字熟語・名言など、感銘を受けたり共感したりして普段から教訓や戒め(励まし)にしている言葉」の意味を持っています。

「座右の銘」というのは「普段から心に留めて忘れないようにしている標語的な言葉」で、「急がば回れ・明鏡止水・冷静沈着」などの既存の四字熟語やことわざを挙げることが多くなっています。

「座右の銘」の原義は、「座っている場所のそば近くに書き記しておいて、自らの戒め・教訓にする言葉(文句)」にあります。

「モットー」と「座右の銘」の違い!

「モットー」と「座右の銘」の違い!

「モットー」「座右の銘」の違いを、分かりやすく解説します。

「モットー」「座右の銘」「普段から意識している言葉」の意味を持っていますが、「モットー」「自分自身で考えたり決めたりした標語的な言葉」としての意味合いが強くなっています。

「座右の銘」というのは「感銘を受けていつも心に留めている標語的な言葉」ですが、「モットー」と比べると「既存の四字熟語・ことわざ・偉人や英雄の言葉」などが多いという違いを指摘できます。

例えば、「私のモットーは偏見を持たずに人と接することです」とは言えますが、「私の座右の銘は偏見を持たずに人と接することです」とは通常言わないのです。

この場合、「私の座右の銘は、公明正大(情けは人の為ならず)です」といった四字熟語(ことわざ)に変えると、自然で適切な表現になります。

まとめ

まとめ

「モットー」「座右の銘」の違いを詳細に説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「モットー」という言葉は、「普段から意識している標語的な言葉・自分の目的意識(価値観)と関係する言葉」を意味しています。

「座右の銘」というのは、「ことわざ・四字熟語など感銘を受けて普段から教訓にしている言葉」の意味を持っています。

「モットー」「座右の銘」の意味の違いを知りたい時には、この記事の内容をチェックしてみてください。