この記事では、「TAPALS」と「消費者金融」の違いを分かりやすく説明していきます。
「TAPALS」とは?
「TAPALS」とは、かつて存在していた大手の「消費者金融」で構成された連絡会のことです。
加盟していたのは、「武富士」、「アコム」、「プロミス」、「アイフル」、「レイク」、「三洋信販」の6社で、それぞれも頭文字を並べたものです(Takefuji、Acom、Promise、Aiful、Lake、Sanyoshinpan)。
2019年現在でも存在しているのは、このうちの「アコム」、「プロミス」、「アイフル」のみです。
「レイク」は、新生銀行のカードローンの名称として名前を残していますが、当時の消費者金融としてのそれとは別で、更に「レイクALSA」という消費者金融がそのカードローンとは別に誕生しましたが、これとも別になります。
この「TAPALS」は、過払い金請求により、経営破綻してしまった武富士、レイク、三洋信販が抜けたことで、2009年に解散しています。
尚、レイクは、前述の銀行カードローンとして業務移管され、三洋信販は、Tカードなどで有名な「ポケットカード」が実質的な後継企業となっています。
「消費者金融」とは?
「消費者金融」とは、いわゆるノンバンクと呼ばれる、貸金業法に沿って各種の融資を行っている金融業者です。
車のローンや住宅ローンなどを扱うこともありますが、メインとなるのは個人向けの貸し付けで、多くはカードローンという形態で提供されています。
先の「TAPALS」は、それが存在していた頃に「大手6社」と呼ばれていた消費者金融で、現在のそれは、その後も営業を続けているアコム、プロミス、アイフルで、これらが「大手3社」と表現されます。
「TAPALS」と「消費者金融」の違い
「TAPALS」と「消費者金融」の違いを、分かりやすく解説します。
「TAPALS」は、昔に存在した大手消費者金融6社の連絡会のことで、それらをまとめて表現する時にも用いていた言葉です。
「消費者金融」は、現在ではそれに加盟していた現存の3社を含む、貸金業法によって営業している金融業者のことになります。
ちなみに、「消費者金融」と表現される金融業者は、規模は様々ですが、2019年現在で全国に2000社以上存在しています。
まとめ
「TAPALS」と「消費者金融」は、このような違いになります。
現在の大手3社をそれぞれの頭文字で「APA」(Acom、Promise、Aiful)と表現することがありますが、あまりメジャーではなく、それほど使われてはいません。