この記事では、「TOEIC」と「TOEFL」の違いを分かりやすく説明していきます。
「TOEIC」とは?
「TOEIC」とは、「国際コミュニケーション英語能力テスト」のことで、“Test Of English for International Communication”を略した言葉です。
アメリカ法人の教育試験サービスが実施しており、ビジネスにおける英語の堪能さを点数で表現する試験になります。
5つの試験方式がありますが、日本で一番受験されているのは「Listening&Reading Test」で、これが一般的に「TOEIC」と呼ばれています。
合格、不合格というものはなく、満点は990点で、750点以上獲ることができれば、ビジネスで通用する英語力だと解釈されることが多いです。
試験時間はリスニング、リーディングを合計して2時間程度です(各45分ずつ、その間に休憩があります)。
「TOEFL」とは?
「TOEFL」は、“Test Of English as a Foreign Language”の略になり、「外国語としての英語のテスト」を表します。
先の「TOEIC」と同じく、教育試験サービスが実施しており、英語圏以外の地域の人が対象になる試験です。
日本はそうではない為、「TOEIC」、「TOEFL」共に受験することができますが、「TOEIC」の点数の方を重視する傾向がある為、あまりこちらは受験されていません。
こちらは満点が120点で、リーディング、リスニング、スピーキングの3つの試験で構成されています。
試験時間は全てを含めて4時間となり、最後のスピーキングは6問の英語の問いに対し、実際に発音して回答する形になり、その回答だけでなく、発音もチェックされます。
「TOEIC」と「TOEFL」の違い
「TOEIC」と「TOEFL」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも英語力のテストになりますが、「TOEIC」はビジネス向けで、「TOEFL」の方は英語圏以外の人が、どれだけ普通に英語を話せるかというテストになると考えていいでしょう。
日本で「TOEIC」の方が重視されるのは、企業がビジネスで英語が必要になる場合の指針として利用できるからです。
「TOEFL」は、日常的に英語を話す場合の能力としての意味合いが強い試験になり、合格や不合格といった判定こそありませんが、共に民間資格になります。
まとめ
「TOEIC」と「TOEFL」は、このように違います。
就職活動や転職に活かすのであれば、「TOEIC」向けに勉強し、そちらを受験した方がいいでしょう。