この記事では、「WPS Office」と「Microsoft Office」の違いを分かりやすく説明していきます。
「WPS Office」とは?
「WPS Office」とは、キングソフト社が発売するビジネス用のオフィスソフトです。
後述する「Microsoft Office」の互換ソフトで、文書作成ソフトの「Writer」、表計算ソフトの「Spreadsheets」、スライド資料作成用の「Presentation」が一緒になったものです。
パーソナル版は先の2つ、スタンダード版だと「Presentation」も含まれており、そのスタンダード版でも数千円の価格で購入できるところが特徴です。
DVDメディアでのパッケージ販売だけでなく、ダウンロード販売も行っています。
「Microsoft Office」とは?
「Microsoft Office」は、言わずと知れたマイクロソフト社が発売するオフィスソフトで、文書作成ソフトの「Word」、表計算ソフトの「Excel」、スライド資料作成用の「Powerpoint」、データベースソフトの「Access」、メールソフトの「Outlook」がセットになっています。
先の2つと「Outlook」のパーソナル版、全てが入ったプロフェショナル版など、色々な形態での提供があり、「Word」だけでの購入といったことも可能です。
「WPS Office」は、こちらとファイルの互換性がある為、企業のコストカットに用いられることが増えてきていますが、本家と言えるこの「Microsoft Office」の方が多機能な為、このソフトで使ったファイル類が「WPS Office」の各ソフトで完全に再現できると限りません。
「WPS Office」と「Microsoft Office」の違い
「WPS Office」と「Microsoft Office」の違いを、分かりやすく解説します。
「WPS Office」は、言ってしまえば「Microsoft Office」の廉価版です。
その為、完全な互換ソフトという訳ではなく、特にマクロは、まずそのままの動作は期待できないと考えないといけません。
ただし、「Microsoft Office」は、パーソナル版でも実売価格で2万円以上するソフトなので、その価格差を考えると、大量のPCに導入するには「WPS Office」の方がコスト面に大変優れていると言えるでしょう。
まとめ
「WPS Office」と「Microsoft Office」は、このように違います。
相手が「Microsoft Office」で作成したファイルを「WPS Office」で開く時には、完全な内容として再現できないこともあると覚えておいてください。