「拡張」と「拡大」の違いとは?分かりやすく解釈

「拡張」と「拡大」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「拡張」「拡大」の違いを分かりやすく説明していきます。

「拡張」とは?

「拡張」とは?

「拡張」は、対象の範囲を大きくすることです。

「狭くなってきた工場の拡張が行われた」とすると、工場自体を大きくする為の工事が行われたという解釈になります。

「データエリアの拡張が必要だ」のように、目に見えない対象にも使うことができる表現で、この場合、データの格納エリアを大きくしないといけないと言っています。

更に、「装備の拡張」といったように用いた時には、装備品の種類を増やしたり、それぞれの質が高まることになると考えていいでしょう。

「拡大」とは?

「拡大」とは?

「拡大」は、広げて大きくするという意味で使われる言葉で、「勢力の拡大」などとよく用いられます。

「広げる」という解釈になると考えると分かりやすく、近年ではデジタル機器での「画像の拡大」のような使い方が多くなっています。

また、広く構えるといった意味で使うこともできる言葉で、「拡大解釈」という使い方がその例になります。

この意味は、本来より広く解釈するとなり、「拡大解釈すれば、そうと言えなくもない」などと使われます。

「拡張」と「拡大」の違い

「拡張」と「拡大」の違い

「拡張」「拡大」の違いを、分かりやすく解説します。

「拡張」は、範囲を大きくするという意味になり、それにより、対象が物理的に大きくなることだと考えていいでしょう。

「拡大」は、広げることで、こちらも見た目に広くなる場合、または先の「勢力」のような、数字で表せる対象に用いられる言葉です。

「規模」が対象になる場合、どちらでも意味が通りますが、建物の場合には主に「拡張」と、土地などの見た目に広くなることがすぐに分かる時には「拡大」とするのが合っています。

まとめ

まとめ

「拡張」「拡大」は、このように違います。

どちらでも使えるという場合もありますが、上のような見解でより適していると思われる方を選んで用いてください。