この記事では、「基準」と「標準」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基準」とは?
「基準」の意味と使い方について紹介します。
「基準」の意味
「基準」は「きじゅん」と読みます。
意味は「ものごとの拠り所となるもの」「満たさなくてはあんらない一定の条件」になります。
「基準」の使い方
「基準」は、何かを選択する際に、ある条件を設定しておき、それより上であれば合格、下であれば不合格と判断することで、その判断の拠り所となるものを言います。
条件は数値で示されることもあり、最低レベルを提示しておき、それ以上のものに対して「基準を満たしている」と使われます。
「基準」は一般的な目安や平均値とは限らず、目指すものの程度が高い場合には「基準」も高くなることがあります。
また、耐震構造や河川危険水域など、国や地方で設定する「基準」もあります。
「標準」とは?
「標準」の意味と使い方について紹介します。
「標準」の意味
「標準」は「ひょうじゅん」と読みます。
意味は「判断のよりどころや目安となるもの」「平均的な数値」になります。
「標準」の使い方
「標準」は、複数のものを比較する時に、判断する為に必要な平均的数値や常識などを言います。
世間一般的に「当然」「平均的」と見なされているものごとを示すのもで、外部で設定するもんではなく、そのものごとの平均値が使われることが多くなります。
山登りをする時に「標準装備」と言えば、「テント・ピッケル・酸素ボンベ」など、山登りのマストアイテムのことを言い、制服で「標準服」と言えば、「ブレザーとスラックス、又はスカート」など、一般的な学生が着てる服装になります。
「基準」と「標準」の違い!
「基準」は「最低限満たすべき条件のこと」です。
「標準」は「一般的・平均的な度合いのこと」です。
まとめ
今回は「基準」と「標準」の違いをお伝えしました。
「最低条件が基準」、「平均値が標準」と覚えておきましょう。