この記事では、「緊急事態宣言」と「ロックダウン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「緊急事態宣言」とは?
「緊急事態宣言」とは、その地域や国全体に何らかの理由で危機に瀕している際に、法令などによって色々な制限をかけることができる権限が発動されることだと考えていいでしょう。
簡単に表現すると、大規模な自然災害や感染症の世界的な蔓延、または戦争やテロなどからその地域の人や国民を守る為に発動される宣言で、外出の禁止や営業の停止、移動制限などが主な内容になります。
「ロックダウン」とは?
「ロックダウン」は、「都市封鎖」と訳せる言葉です。
ある都市(地域)を封鎖状態にしてしまい、そこから他の地域への移動、逆にその地域へ入ることが制限されることで、都市として孤立状態になります。
その都市の中で大きく感染症が蔓延しているような時に、そこから他の地域にそれを持ち出さない、またはその地域に入ることで感染してしまうことがないように行われる対策で、先の「緊急事態宣言」と共に、その一部として実施される場合があります。
「緊急事態宣言」と「ロックダウン」の違い
「緊急事態宣言」と「ロックダウン」の違いを、分かりやすく解説します。
「緊急事態宣言」は、「ロックダウン」も含む、様々な制限をかけることができる権限の発動になります。
「非常事態宣言」とも使われることがあり、どちらでも本質は同じです。
「ロックダウン」は、都市の封鎖となる言葉で、主にその都市の中で蔓延している感染症を収束させる為の対策として行われるものです。
生活必需品の物流だけは他の地域からも行われることになりますが、それにも規制が行われるようになり、そこまでが必要だと判断された場合のみに施される措置だと考えてください。
まとめ
「緊急事態宣言」と「ロックダウン」は、このような意味になります。
「緊急事態宣言」が発動されたとしても、「ロックダウン」まではいかないという場合もあり、その内容は場合によって様々です。