この記事では、「論理的」と「理論的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「論理的」とは?
「論理的」とは、ロジック的にという意味になる表現です。
ロジックとは、日本語で言えば「仕組み」に当たり、仕組み的にどうこうといった場合に用いられる言葉です。
「論理的に考えて、これで合っているはずだ」と使われた時には、仕組みから考えて、間違いがあるとは思えないと言っているのと同じで、仕組み(ロジック)から考えれば、それが当たり前だ、そうならなくてはおかしいなどといいうことを表現した時によく使われます。
「理論的」とは?
「理論的」とは、セオリー的にとなる言葉で、そのセオリーは、それが当たり前となっていたり、常識的に考えた内容といったような意味になる表現として使われています。
よって、「理論的に、そんなことはできなはずだ」とすると、今までの例からは考えられない、常識的には考えられないといったように解釈でき、それまでにはなかった発想の表現などにそのように使われることがあります。
「論理的」と「理論的」の違い
「論理的」と「理論的」の違いを、分かりやすく解説します。
「論理的」は、仕組みでは、といった表現になると覚えておけばいいでしょう。
「論理的に無理だとしか言えない」と使われれば、仕組みから、そんなことはできないと表現しています。
「理論的」の方は、それまでの通例や常識では、という意味になり、「もっと理論的に考えてくれ」と使った時には、もう少しまともに考えてくれと表現しているのと同じだと考えていいでしょう。
これらは「理」と「論」が逆になっているだけなので、間違えて使ってしまうことがありますが、意味が大きく変わってしまうので注意してください。
まとめ
「論理的」と「理論的」は、このように異なります。
ビジネスでは、「ロジカル」という言葉で、「理論的」と表すことがあるので、その表現も覚えておくといいでしょう。
