「ご来光」と「初日の出」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご来光」と「初日の出」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ご来光」「初日の出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご来光」とは?

「ご来光」とは?

「ご来光」とは、高い山の頂上から見る日の出のことです。

高いとは書きましたが、特に何メートル以上などという決まりはなく、実際には山と名称のある対象であれば、このように使っています。

よって、標高が600メートル程度しかない東京の高尾山の上からでもこう表現して構いません。

平地からそれを見るより、多少早く日の出が拝めることから、これによってご利益があると考えられており、日本一早く見ることができる富士山の山頂からのそれは、「パワースポット」的なものとして、若者にも有名となっています。

「初日の出」とは?

「初日の出」とは?

「初日の出」とは、1月1日の日の出のことです。

この日を「元旦」(がんたん)と表現することがありますが、それは間違いで、「元日」(がんじつ)が正しい呼び方になります。

「元旦」とは、1月1日の朝を表す言葉で、この「初日の出」とセットになっていると考えていいでしょう。

「初日の出」と共に「元旦」になり、日が昇ってしまえば、後はその1日が「元日」となるという関係です。

「ご来光」と「初日の出」の違い

「ご来光」と「初日の出」の違い

「ご来光」「初日の出」の違いを、分かりやすく解説します。

「ご来光」は、特に日付に関係なく、山頂から見る日の出のことで、「初日の出」は、元旦の到来を知らせる1月1日の日の出に対して使う言葉となっています。

「初日の出」は、特に見る場所に制限はなく、平地からでも構いませんが、富士山の上からこれを見て(つまりは「ご来光」です)、縁起のいい1年の始まりにしようと、大晦日には毎年多くの人が富士山に登る様子が見られます(縁起やご利益については、あくまで考え方次第です)。

まとめ

まとめ

「ご来光」「初日の出」は、このような違いとなっています。

「ご来光」は、毎日でも見ることができますが、「初日の出」の方は、毎年の1月1日にのみ使える表現だと覚えておきましょう。