「却下」と「拒否」の違いとは?分かりやすく解釈

「却下」と「拒否」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「却下」「拒否」の違いを分かりやすく説明していきます。

「却下」とは?

「却下」とは?

「却下」は、提案に対して、許可をするのではなく反対をすることで、反対意見を提案することができる権限がある人物が使用する言葉です。

「却下」は、有権者側が権利として反対の意見を提案することであり、反対の意見を提出したからと言って提案された内容が取り消されるかどうかは実は分かりません。

よって、「却下」した内容が実は極秘裏に採用されていることもあり、有権者で権力者であるからと言って、かならずしも反対すれば、それを不採用とするわけではないです。

「拒否」とは?

「拒否」とは?

「拒否」は、「却下」という提案に反対をするということよりも、受け入れないという意向がものすごく強く、権力者で無い者が提案に反対することです。

よって「拒否」は、どの様な人物でも提案について反対する場合に使用され、強く提案に反対するという意味になります。

「却下」と「拒否」の違い

「却下」と「拒否」の違い

「却下」「拒否」の違いは、反対するものが権力者であるか誰でもよいとするかです。

「却下」は、反対意見を述べて受諾される権力者が言う言葉で権力者で無い者でも使用可能ですが、権力者で無い者が使用した場合、権力者とぶつかり意見を進言したとなり、場の空気が悪くなります。

一方「拒否」は誰でも否定が可能で、権力者に限らず一般人でも嫌だと明確に述べます。

よって違いは、権力者であるか、誰でもよいかです。

「却下」の例文

「却下」の例文

・『自動車の改良案が上層部に却下された』
この例は、上層部が権力者で、自動車の改良プランが反対されたという例です。

「却下」は権力者側が意見について反対することでプランの見直しを示したということになります。

よってこの例では、反対されたということです。

「拒否」の例文

「拒否」の例文

・『自動車の新デザインが社内で拒否された』
この例は、自動車の新デザインについて社内で意見を求めたところ、反対意見が多数出て没になった例です。

「拒否」は、この例では一般社員のことになり、一般社員から多数の反対意見が出たが故新デザインは没になったということになります。

まとめ

まとめ

「却下」「拒否」については、有権者のような権力を持つ物が反対するか、一般人が反対するかです。

「却下」は、権限を持つ人物が自分の権限を使ってそれを否定し、無かったことにすることです。

逆に、「拒否」は単なる権利で権限ではないので絶対ではないです。

無論、「却下」も実は、権力者が10人おり10人中6人が許可した場合、反対意見を出したものは無効とするのでこれも必ずしも自分の権限で否定することはできません。

しかし、権力者が一人だった場合、自分の権力を行使すれば、容易に反対でき、内容を白紙に戻すことはできます。

よって、両者は、権力者一人であれば、反対意見を出すことで内容を白紙に戻すことが容易で「拒否」は単なる権利なので権力者側は別に権利を無視して決行することも一応手法としてはありです。