この記事では、「議論」と「口論」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「議論」とは?
「議論」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「議論」は「ぎろん」と読みます。
「議論」は「互いの意見を述べて、論じ合うこと。
その内容」という意味があります。
例えば、会議の席で新商品について、互いの意見を述べ合うようなとき、「会議で新商品についての熱い議論を交わす」などという文章を作ることができます。
また、会社の再建のために、長時間にわたり話し合いを続けるような場面を、「会社の再建のため、議論を尽くす」などという文章にできます。
さらに、映画を観終わった時、お互いの感想をぶつけ合うことがあるかもしれません。
このような場面は、「観終わった映画について、友達と議論する」という文章にできます。
他にも、話し合いをしているうちに、様々な意見が出たとき、「議論百出(ぎろんひゃくしゅつ)」と言います。
他にも「議論」が上手な人のことを「議論家(ぎろんか)」と呼ぶことがあります。
「口論」とは?
「口論」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「口論」は「こうろん」と読みます。
「口論」は「言い争いをすること。
口喧嘩」という意味があります。
例えば、夫婦仲が悪く、いつも言い争いばかりしている場合は、「口論が絶えない夫婦」などと呼ばれるかもしれません。
また、話し合いをしているうちに、気が付いたら感情的になって、言い争いをしていたという場合は、「話し合いのつもりが、いつの間にか口論になっていた」などという文章にできます。
さらに、道で通行人と肩がぶつかり、それがきっかけで言い争いになった場合は、「肩がぶつかって、口論が始まった」などと言うことができます。
他にも、「取引先と口論になり、後日、謝罪に行くことになってしまった」とか、「口論が苦手なので、言われっぱなしになってしまうことが多い」などという文章を作ることができます。
「議論」と「口論」の違い
「議論」と「口論」の違いを、分かりやすく解説します。
「議論」は「互いの意見を述べて、論じ合うこと。
その内容」という意味があります。
一方で、「口論」は「言い争いをすること。
口喧嘩」という意味があります。
どちらも何かについて話をするという意味で、同じ意味を持つ言葉と言えます。
ただし、「議論」の場合は、会議の場などで、建設的な話し合いをする場合に使われる言葉なのに対して、「口論」は、感情的になり口汚くののしりあうような場面に使う言葉になります。
このように、きちんとした話し合いに対しては「議論」を、口喧嘩のような場合は「口論」を使うようにしましょう。
まとめ
「議論」と「口論」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。