「破局」と「離婚」の違いとは?分かりやすく解釈

「破局」と「離婚」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「破局」「離婚」の違いを分かりやすく説明していきます。

「破局」とは?

「破局」とは?

「破局」とは、「はきょく」と読みます。

一般的に、恋人や夫婦などと言った特別な男女関係で結ばれている二人について、様々な要因によって不仲となり、別れる事を意味します。

「破局」という言葉が使用される二名の関係については、非常に深い仲である場合が多く、夫婦、恋人、同姓でのカップルなどが挙げられます。

「破局」という言葉は、芸能人などの有名人のカップルが別れた際にワイドショーなどで報道される際によく耳にする事があります。

「破局」という言葉の衝撃がワイドショーなどに適しているという点があげられるでしょう。

「破局」という言葉は上述したように、深い仲である男女が別れた場合に使われますが、その関係についての制限はなく、必ず婚姻関係であったりする必要はありません。

カップルとして成立していた期間が1日などの短い時間であったとしても「破局」したと表現できます。

「離婚」とは?

「離婚」とは?

「離婚」とは、「りこん」と読みます。

「離婚」は、法的に婚姻関係となった夫婦が、様々な要因によってその婚姻関係を解消する事を指します。

婚姻関係ではなく、結婚する前のカップルや、同棲状態の男女、内縁としての関係を持つ男女関係の解消については「離婚」とは呼びません。

あくまで、婚姻届けを提出し婚姻の関係を持つ男女が、婚姻を解消した場合についてのみ「離婚」と呼びます。

婚姻関係を持つ夫婦関係であるという点から、その夫婦の子供に対して「離婚」という行動は非常に多くの影響を及ぼす可能性があります。

子供から見れば、突然両親が別々の他人となってしまう訳で、どちらかの親と長く会えなくなってしまったり、どちらの親と暮らすのかの選択を迫られたり、多くの場合は子供にとって悪影響を与えてしまう場合があります。

ただし、一部で親が子供に暴力を振るう事から避けるために「離婚」という選択を取らざるを得ないなど、必ずしも夫婦二人だけの理由によって「離婚」という選択をするという訳ではありません。

「破局」と「離婚」の違い

「破局」と「離婚」の違い

「破局」「離婚」の大きな違いは、その深い関係である男女が婚姻関係にあるかどうかという点です。

「破局」という言葉については、婚姻しているかどうかにかかわらず、全ての関係の解消について使用できます。

対して「離婚」は、婚姻関係を結んでいる夫婦関係の男女が、婚姻関係を解消した際に使用する場合に限定される言葉です。

このことから、夫婦が別れた際には「離婚」「破局」の両方の言葉が使用できますが、婚姻関係ではない男女が別れた場合には「破局」は使用できますが、「離婚」という言葉は使用できません。

まとめ

まとめ

「破局」「離婚」という言葉は、どちらも深い関係である二人が関係を解消するという意味合いを持つ言葉です。

しかし「離婚」という言葉が使用できるのは婚姻関係を結んでいる必要があり、それを解消する場合にのみ「離婚」という言葉が使用されます。

対して「破局」は夫婦関係である必要はないため、広く使用できます。