この記事では、「覚悟」と「決意」の違いを分かりやすく説明していきます。
「覚悟」とは?
「覚悟」とは、危ない状態、良くない結果などを前もって想定してそれに対応できる心構えをすることを言います。
また仏教用語では「悟りを開くこと」という意味ですが、日常的な会話においての「覚悟」とは前者の意味で使うことがほとんどでしょう。
「決死の覚悟でのぞんだ」「危険は覚悟の上で、言っている」「私たちの覚悟はできています」などと、使います。
「決意」とは?
「決意」とは、大事なことについて、自分がとるべき行動、態度を決めること、またその決めた気持ちのことでもあります。
「彼女と結婚する決意を固めた」「決意が揺らぐようじゃ、まだまだ駄目だ」「密に決意したことがある」などと、使います。
「覚悟」と「決意」の違い!
「覚悟」と「決意」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も軽いことではなく、それなりに重要な物事の時に使うという共通点があります。
ですが、言葉の意味はまったく違うものですから混同しないようにしましょう。
「覚悟」とは何が起こったとしても、それにしっかりと対応できるよう、心の準備をしておくことを言います。
ほとんどの場合は、危険が伴うこと、悪い状態、良くない結果といったことに使います。
例えば、大きな病気をすれば、もしかしたら命を失うかもしれないという予想をして、後に遺された人が困らないような準備をしようとします。
そのようなことは「覚悟した」「覚悟の上での行動」となるわけです。
一方の「決意」ですが、これは重大なことについて、自分がどうすべきか「はっきり決める」ことを言います。
「固く決意する」「決意したのに、心がくじけそう」などと使いますが、基本的に何となく思ったとか、流れでそういう行動をとったということではなく、自分の意思があるということは覚えておいてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「覚悟」と「決意」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「覚悟」は対応できる心構え、「決意」ははっきり決めると覚えておきますと、区別がつけやすくなります。
言葉の意味を正しく理解して、使い分けてください。