「拡大」と「増大」の違いとは?分かりやすく解釈

「拡大」と「増大」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「拡大」「増大」の違いを分かりやすく説明していきます。

「拡大」とは?

「拡大」とは?

「拡大」(かくだい)とは、広げて大きくすることです。

「画像の拡大」といった使い方をよく見聞きしますが、その画像を見た目に広げて大きくすることがそのまま意味になります。

「勢力が拡大する」と使うと、勢力とされる影響が及ぶ範囲などが広がるという意味になり、そのような見えない対象にも、広げることで大きくなると表現できるものであれば、用いることができる表現です。

「増大」とは?

「増大」とは?

「増大」は、増やして大きくすることになります。

「赤字が増大してどうにもならない」などと使われる言葉で、量やとして増え、それによって大きくなると表現できるものが対象になります。

「不燃ごみの排出量が年々増大している」のように物理的な対象にも使うことができ、量と言えなくもない「日に日に不安が増大していく」といった用い方をしても構いません。

「拡大」と「増大」の違い

「拡大」と「増大」の違い

「拡大」「増大」の違いを、分かりやすく解説します。

「拡大」は、広げることで大きくなる対象に使う言葉です。

注意点として、記述する際に間違えて「広大」としてしまうと、「こうだい」となり、見た目にとても広く大きく見えることという意味になってしまうので気を付けてください。

「増大」の方は、増やして大きくすることです。

こちらは量が増えるときに用いる表現で、主に測ることができる量が大きくなることの表現になりますが、前述した「不安」のようなそれが難しい対象にも、半ば比喩として使うことができます。

「拡大」は、「拡大解釈」といったように、広く大きく構えるといった意味で使われることもあり、この場合の意味は、本来より広げて解釈することです。

まとめ

まとめ

「拡大」「増大」は、このように違います。

大きくなり、広がる時には「拡大」、量が増える場合には「増大」と使うと覚えておきましょう。