「正午」と「南中時刻」の違いとは?分かりやすく解釈

「正午」と「南中時刻」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「正午」「南中時刻」の違いを分かりやすく説明していきます。

「正午」とは?

「正午」とは?

「正午」とは、お昼の12時ちょうどを指す言葉です。

現地時間でのそれになり、日本でこの正午だとしても、英国ではそれよりも前のまだ夜中の4時です(世界標準時において、日本と英国では、日本の方がちょうど8時間進んでいます)。

その為、海外に対して、「そちらではちょうど正午くらいかな?」と日本との時差を考慮して使われたり、普通に「正午から昼休みになる」「正午に駅前で会おう」のように用いられます。

「南中時刻」とは?

「南中時刻」とは?

「南中時刻」とは、日の出と日没までのちょうど中間になる時刻のことです。

ご存知のように、日の出と日没の時刻は季節によって、正確に言えば日に日に変わるものなので、それによってこれも変化します。

また、地域によっても多少し、令和2年の1月1日を例に挙げると、東京のこの「南中時間」は11時44分と記録されていますが、北海道の札幌では11時38分でした。

そして、福岡では12時22分となっており、日本では、経度が低い(南になる)地域ほどこの時間が早いと考えていいでしょう。

「正午」と「南中時刻」の違い

「正午」と「南中時刻」の違い

「正午」「南中時刻」の違いを、分かりやすく解説します。

「正午」は、12時ちょうどを指す言葉で、午前、午後という12時間表示では、午後0時のこととなります。

「南中時刻」は、日の出と日没の中間で、太陽がちょうど真上にくる時間のことです。

季節や地域によって、「正午」の前後になり、常に変化する為、一定の時刻のことではありません。

まとめ

まとめ

「正午」「南中時刻」は、このように違います。

「正午」は、常に一定のその日の12時ちょうどのことですが、「南中時刻」は、日の出の日没の中間のことですが、ちょうど「正午」と同じになるとは限らず、その前後になります。

これについては、各地域の観測所のデータが国立天文台から発表されています。