この記事では、「有意義」と「充実」の違いを分かりやすく説明していきます。
「有意義」とは?
そのものにふさわしい価値があること、意味や価値があると考えられること、またそのさまという意味です。
何に価値を感じるかは人それぞれなので、「有意義」と感じることは人それぞれ異なります。
ある休日のことで説明をします。
休日ですが朝の7時に起きました。
せっかく早く起きたので、近所にあるおしゃれなカフェでモーニングを食べました。
その後に部屋を片付けました。
すっきりとして気持ちがよいです。
資格試験を受ける予定なので勉強をしました。
お昼ご飯は食べたいものを手作りしました。
おいしくできて満足です。
午後は見たかった映画を見ました。
夕食は友達から誘われていて、一緒に外食をしました。
おいしいものを食べながら楽しい会話ができて、よい時間を過ごせました。
この人にとって、掃除をする、おいしいものを食べる、資格試験の勉強をするなどは意味のあることです。
意味のあることを行っていた1日で、この日は「有意義な1日」だったといえます。
「有意義」の使い方
意味や価値があると考えられることという意味で使用をします。
何に意味があり、何に価値があるのか人それぞれ異なるので、人それぞれ使う場面が異なります。
「充実」とは?
必要なものが十分に用意されていること、中身があふれそうなほどいっぱいであることという意味です。
あるマンションの専有部は、食器洗い洗浄機、追いだき機能つき風呂、パントリー、節水型トイレ、浴室乾燥機、ウォークインクローゼットなどが備えられています。
入口はオートロックで、専有部の玄関は2ロック式で、廊下など各部分には防犯カメラが設置されており、防犯面がしっかりとしています。
共用部には、ラウンジ、ライブラリー、宅配ボックスもあります。
生活するのに必要な設備が十分に備わっており、このマンションは「充実した設備である」といえるでしょう。
今度は文房具店のことで説明をします。
この店では、ノート、メモ帳、手帳、ポストカード、便せん、鉛筆、ボールペン、シャープペン、筆ペン、万年筆などさまざまな文房具が販売されています。
ノートだけでもさまざまなサイズと表紙の色があり、その数は数十種類になります。
これなら客は不足することがないでしょう。
これは「商品が充実している」といいます。
「充実」の使い方
必要なものが十分に用意されていることや、中身があふれそうなほどいっぱいであることを指して使用します。
やや足りなくて満足できない場合には使用しません。
「有意義」と「充実」の違い
「有意義な1日」「充実した1日」と同じような使い方をしますが、「有意義」は意味や価値があると考えられあること、「充実」は十分に備わっていることで、意味合いが異なります。
「有意義」の例文
・『有意義な話を聞いた』
「充実」の例文
・『充実した品ぞろえ』
まとめ
同じような使われ方をしますが、2つの言葉の意味は異なります。