「比率」と「割合」の違いとは?分かりやすく解釈

「比率」と「割合」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「比率」「割合」の違いを分かりやすく説明していきます。

「比率」とは?

「比率」とは?

「比率」とは、2つ以上の何かを比較した際のそれぞれの比に対して使われる言葉です。

「小麦は輸入の比率が圧倒的に高い」と使うと、国産のものより、輸入されてくるものの方がかなり多いと言っています。

「比率的には上回っている」とすると、何かが全体の中で過半数を占めると言っていることになり、「6対4の比率だ」とすれば、2つある対象が、6割と4割という比だと表現しています。

「割合」とは?

「割合」とは?

「割合」は、「比率」の同義語になります。

先に例として挙げた「~は輸入の比率が」といった使い方も、そのまま「割合」と置き換えても意味が通ります。

そのまま「比率」と同じ意味だと考えて構いませんが、「6対4の比率だ」といった使い方は、「割合」とした方が向いています。

「比率」は、全体の中でどれがどれくらいの比なのかといった使い方に適した言葉で、こちらの「割合」は、2つの比の比較によく用いられています。

よって、「~は輸入の割合が」と使うよりは、「比率」の方が適しており、「6対4」のような場合はこちらの「割合」とするのがいいでしょう。

「比率」と「割合」の違い

「比率」と「割合」の違い

「比率」「割合」の違いを、分かりやすく解説します。

これらは意味としてほとんど一緒だと考えて構いませんが、「比率」は、全体における比、「割合」の方は、2つ(もしくはそれ以上)を比較した時のそれだという使い方が多いです。

ですが、逆にしても意味が通る言葉同士なので、そこまで厳密に考える必要はありません。

また、「割合」は、「割合うまくいった」「割合何とかなりそうだ」といったような使い方もでき、このような使われ方では、考えていたより、思ったよりという解釈になります。

まとめ

まとめ

「比率」「割合」は、このような言葉です。

これらはほぼ同じ意味になる言葉で、使い方によって向いている方があるという関係になります。