「決定」と「決断」の違いとは?分かりやすく解釈

「決定」と「決断」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「決定」「決断」の違いを分かりやすく説明していきます。

「決定」とは?

「決定」とは?

「決定」は、そうだと決めることです。

「今年の社員旅行は、ハワイに決定したようだ」のように使われた時には、その行き先がハワイだと決まったという意味になります。

「決定的」という形での使われ方も多く、この場合、そうだと「決まり」だという解釈になり、「勝利を呼び込む決定的な一打だった」と使われた場合には、その一打によって勝利が決まったと言っていると解釈していいでしょう。

「決断」とは?

「決断」とは?

「決断」も、そうだと決めることですが、こちらは「ついに決断した」のように、考え抜いた挙げ句、そう「決定」したというニュアンスになる言葉で、「決定」と使うより、そうだと「決める」ことが強く表現されます。

「そう決断するしかなかった」とした時には、そうするしかなかったという意味合いになり、「すぐには決断できない」とすれば、簡単に「決定」する訳にはいかないと悩んでいる様子が分かります。

このように、「決定」より、その内容が重い場合に用いられます。

「決定」と「決断」の違い

「決定」と「決断」の違い

「決定」「決断」の違いを、分かりやすく解説します。

「決定」は、決めることの表現で、「はいはい、決定決定」などと比較的軽く使うこともできる言葉です。

そうだと決めたものの、大した考えがあった訳でもなく、何となくそうしたという時でもこの「決定」と使ってしまって構いません。

「決断」になると、そう軽くは使えない表現になり、「苦渋の決断だった」と使った時には、それ以外になかった、(そうと決めるのは)心苦しいもののといった意味が含まれることになります。

重要なテーマや、選ぶことがとても難しい場合においての「決定」に対して用いる言葉だと考えてください。

まとめ

まとめ

「決定」「決断」は、このように違います。

「決断」は、重要な内容を決める時に、意味としては「決定」と同じ使い方になり、決して軽々しくそうする(した)のではないということが分かる表現になります。