この記事では、「形態」と「形状」の違いを分かりやすく説明していきます。
「形態」とは?
「形態」とは、その物の形という意味になる言葉です。
「何とも口では言い表せない形態をしている」と使うと、口語での表現は難しい形だと言っていることになります。
いくつかの段階があり、それに応じて形が変わるといった時によく用いられる表現で、その段階ごとに「第一形態」、「第二形態」などと使われます。
このように、基本的には目に見える物が対象になる言葉ですが、それ以外のものにも使うことができます。
「形状」とは?
「形状」も、対象となる物の形という意味になりますが、こちらはその様子も含んで使われる言葉となっています。
例えば、「丸くて、つるっとしている形状だ」のような使い方になり、丸い形だという点と同時に、つるつるしているように見えると言っています。
よって、どんな「形状」なのかと聞かれた際には、見た目の姿形だけでなく、堅そうだなどともう一言、それの状態が必要になります。
「形態」と「形状」の違い
「形態」と「形状」の違いを、分かりやすく解説します。
「形態」は、物の形そのものを指す言葉ですが、見えない対象にも使える言葉です。
その場合には、「組織の形態は~」といったような使い方になり、組織としての「形」という解釈になります。
「形状」は、形と共に状態を表す言葉として使われます。
その質感や、「三角形で、先がとても鋭利な形状だ」といったように、この言葉が使われた時には、ただ三角形だったというだけでなく、もう一言何かしらの様子についての表現が必要になると考えていいでしょう。
必ずしもそうだという訳でもありませんが、「形状」と使って聞かれた時には、それまで求められていると考えてください。
まとめ
「形態」と「形状」は、このような言葉です。
それほど違いがある訳ではありませんが、「形態」は、物理的な対象以外にも使える言葉で、「形状」は、見た目だけではなく、その様子まで含む表現です。