「形状」と「構造」の違いとは?分かりやすく解釈

「形状」と「構造」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「形状」「構造」の違いを分かりやすく説明していきます。

「形状」とは?

「形状」とは?

「形状」とは、見た目の様子という意味になる言葉です。

見た感じと合わせて、どんな状態なのかという意味になり、例えば、「丸い形で、表面はつるつるしているようだ」といったような感想が、この「形状」を聞かれた時の回答となります。

そのような直接触った訳ではない感想の他に、実際に見て触ったものとして、「丸く、思ったよりざらざらしていた」のようなものも、「形状」という表現の内容に当たります。

「構造」とは?

「構造」とは?

「構造」は、「作り」という意味になる言葉で、見た目だけでなく、内部的なものも含めて使われます。

「内部の構造」とした時には、その内部のことなり、「見た目は木で作られているが、内部の構造には鉄が用いられている」のような使い方になります。

「構造的に雨に弱い」と使われると、雨に強くはない作りだと言っており、対象の見た目も含めた性質としても使うことができる言葉です。

「形状」と「構造」の違い

「形状」と「構造」の違い

「形状」「構造」の違いを、分かりやすく解説します。

「形状」は、見た目とその表面的な様子に対して用いられます。

「鉄でできているようで、いかにも堅そうだ」などという内容がそれに当たり、「形」「状態」が組み合わさった言葉だと考えていいでしょう。

「構造」は、作りを指して使う言葉です。

「構造的に、その部分は弱い」や、「防水構造になっているので、多少水に塗れても問題ない」といったように、対象がどんな作りになっているのかが、この「構造」と表現されます。

建築物において、「構造計算」という言葉が使われますが、これは、対象の作りを各部分の強度などから計算し(きちんとした公式があります)、その大きさや重さで作って大丈夫かといったような計算になります。

まとめ

まとめ

「形状」「構造」は、このような言葉です。

「構造」は、物理的な対象だけでなく、「組織の構造」のような使い方をしても構いません。

この場合には、組織としての「作り」がそれになります。