この記事では、「遭う」と「遇う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「遭う」とは?
「遭う」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「遭う」は「あう」と読みます。
「遭う」には、「偶然に、嫌な出来事に直面してしまうこと」という意味があります。
何か、嫌な出来事が起こった時に、「遭う」という言葉を使うことになります。
例えば、詐欺師と出会い、実際に詐欺の被害を受けてしまうことがあるかもしれません。
このような時、「詐欺の被害に遭う」と「遭う」を使って表現することができます。
また、自動車を運転しているときに、他の自動車にぶつけられて事故を起こしてしまうかもしれません。
このような状況を「自動車事故に遭う」と表現できます。
このように、本人が意図していない場面で、嫌な目に直面してしまう場面で「遭う」という言葉を使うことになります。
他にも、地震などの被害を受ける時、「地震の被害に遭う」と表現し、災難に直面するとき、「災難に遭う」と表現できます。
「遇う」とは?
「遇う」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「遇う」は「あう」と読みます。
「遇う」は「偶然に、好ましく感じられる出来事に直面すること」という意味があります。
その人が意図していない場面で、好ましく感じる出来事に直面することがありますが、そのようなときに「遇う」という言葉を使ってみましょう。
例えば、幸運だと感じられる出来事と直面することがあるかもしれません。
このような時、「幸運に遇うことができた」などと言います。
また、初恋の人と偶然会った時、うれしいと感じるかもしれません。
このような偶然の出会いに対して、「初恋の人と、街角で遇った」などと「遇う」という言葉を使って感じを出すことができます。
このように、偶然の出来事に直面したとき、ポジティブな感じがした場合は、「遇う」という言葉を使ってみましょう。
「遭う」と「遇う」の違い
「遭う」と「遇う」の違いを、分かりやすく解説します。
「遭う」には、「偶然に、嫌な出来事に直面してしまうこと」という意味があります。
一方の「遇う」は「偶然に、好ましく感じられる出来事に直面すること」という意味があります。
このように、「遭う」と「遇う」は、「偶然、何かの出来事に直面する」という共通する意味があります。
ただし、その出来事に対して、好印象を持つ場合は、「遇う」という言葉を使うのに対して、悪い印象を持った場合は「遭う」という言葉を使うという違いがあります。
偶然の出来事を思い出したときに、ポジティブな感想を持ったら、「幸運に遇う」というように「遇う」を使ってみましょう。
一方で、ネガティブな感想を持ったら、「災難に遭う」というように「遭う」を使うようにしましょう。
まとめ
「遭う」と「遇う」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知り、ポジティブな時、ネガティブな時で、使い分けることができるようになりそうです。