「復刻」と「復活」の違いとは?分かりやすく解釈

「復刻」と「復活」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「復刻」「復活」の違いを分かりやすく説明していきます。

「復刻」とは?

「復刻」とは?

「復刻」は、かつて存在したものを、可能な限り忠実に再現するという意味になります。

元は書籍にのみ使われていた表現ですが、「過去の名車の復刻モデルが出るらしい」などと、それ以外の対象にも広く使われています。

先のように、可能な限り元のものに似せた再現になりますが、もう手に入らない部品や素材などの部分は今入手できるものに置き換えたり、時には、遭えて現代風のアレンジを加えるといった場合もあります。

「復活」とは?

「復活」とは?

「復活」は、蘇るという意味の言葉です。

こちらも、「かつての名車が復活するらしい」のような使い方になりますが、「復刻」のように、できるだけそのままの姿でといった意味ではなく、同じ名称や存在としてという解釈になります。

例として、昔にトヨタのスプリンター・トレノというスポーツカーがあり、1985年式、1986年式、1992年式という3つのモデルがありましたが、このうち1986年式は名車として名高く、「ハチロク」という愛称で親しまれていました。

そのモデルが2012年に「86」という名称になって「復活」したのは、車が好きな人の間では有名な話です。

「復刻」と「復活」の違い

「復刻」と「復活」の違い

「復刻」「復活」の違いを、分かりやすく解説します。

「復刻」は、当時の姿のままで再現することで、多少異なることがあっても、できるだけそのままだということが前提になります。

「復活」は、その存在として蘇らせることになり、見た目や性能が大きく異なる場合も少なくありません。

先の「86」の例をとっても、見た目は全く違う車に見え、エンジンの排気量も異なっています。

ただし、「ハチロクを復活させた」というコンセプトが、FR(後輪)駆動という点や、運転中のフィーリングなどが分かるとされています(その為に、「復活」と使っています)。

そして、この「復活」「生き返る」という解釈でも使われる言葉で、こちらでは、「早く死んだ仲間を復活させてくれ」のようにゲーム中などでよく用いられています。

まとめ

まとめ

「復刻」「復活」は、このように違います。

「復刻」は、それが求められる対象でよく行われており、元のオリジナルとの区別に、新たに作られたそちらは「復刻版」と呼ばれることが多いです。