「文化」と「慣習」の違いは?分かりやすく解釈

「文化」と「慣習」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「文化」「習慣」の違いを分かりやすく説明していきます。

「文化」とは?

「文化」とは、その地域や社会において、継承され続けている様々な様式を表す言葉です。

「風習」という言葉に近い意味があり、こちらも昔から伝わっている作法や特徴という解釈になります。

そちらの「風習」より広い範囲で共通認識となっている場合に使われるのが「文化」で、例えば、「食事に箸を使うのは日本の文化だ」とような使い方になる言葉です。

「風習」は、もっと範囲が狭い、その村だけのものといった場合に用いられます。

「習慣」とは?

「習慣」は、繰り返していることで、そうするのが当たり前となってしまっている事柄を指して使います。

「朝起きると、まず体重計に乗るのが習慣になっている」などと使われる言葉で、それがいいことなのか、悪いことなのかについては特に言及していない表現になります。

よって、「悪い習慣がついてしまった」と、それがあまり好ましくないという使い方も多く見られ、その内容については様々です。

PCを起動すると、まず占いのページから見るということも、それが当たり前になっていれば「習慣」だと表現でき、帰宅した時に、最初に郵便受けの確認が「習慣」となっているような人も多いでしょう。

「文化」と「習慣」の違い

「文化」「習慣」の違いを、分かりやすく解説します。

「文化」は、比較的広い地域や集団において、昔から伝わっている様式のことです。

先の箸の例が分かりやすく、その箸は、元は中国から伝わったものだと言われていますが、日本に根付いて1000年以上も経っており、すっかり日本の「文化」として定着しているのは周知の通りです。

「習慣」は、人それぞれにあるもので、どのような内容なのかは特に問わず、それがいいことだとは限りません。

「悪い習慣」だと自分で分かっている時には、なるべく早く辞めるように心掛ける必要があるかも知れません。

まとめ

「文化」「習慣」は、このような意味の言葉です。

「文化」は、その時代の生活様式といった解釈でも使うことができる表現で、かつての縄文時代の生活様式を「縄文文化」と表現するような使い方がその解釈に当たります。