「報告」と「申告」の違いとは?分かりやすく解釈

「報告」と「申告」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「報告」「申告」の違いを分かりやすく説明していきます。

「報告」とは?

「報告」とは?

「報告(ほうこく)」とは、「ある物事・情報(事実)を、相手に告げて知らせること」を意味しています。

「報告」というのは「その情報(事実)を知りたい人(知るべき立場の人)に対して、その情報(事実)を告げて知らせること」を意味する言葉で、「きちんと相手に知らせること」に意味の重点があります。

例えば、「報告・連絡・相談のほうれんそうはサラリーマンの基本です」「必要な上司への報告を怠れば、業務全体が滞ります」などの例文で使えます。

「申告」とは?

「申告」とは?

「申告(しんこく)」とは、「ある物事・事実・情報を申し出ること」「確定申告のように官庁(公的機関)に対して、法的な国民の義務としてある事実・状況を申し出ること」を意味している表現です。

「申告」というのは「自らある内容・情報・事実を申し出ること」であり、「申告」の中には「法的義務・国民の義務として申し出るもの」もあります。

例えば、「過去の過ちを現在の関係者に申告しました」「確定申告は国民の納税の義務と関係するものです」といった文章で使用されます。

「報告」と「申告」の違い!

「報告」と「申告」の違い!

「報告」「申告」の違いを、分かりやすく解説します。

「報告」「申告」「何かの事実・情報を伝えること」の意味は共通していますが、「報告」「自分が申し出ること」よりも「相手に告げて知らせる(教える)こと」に意味の重点が置かれている違いがあります。

「報告」というのは「ある事実(情報)を知るべき立場にある上司などに、その事実(情報)を告げて知らせること」を意味していて、「知りたい人(知るべき立場の人)に知らせること」に意味の重点がある言葉です。

それに対して、「申告」とは「自ら申し出ること」に意味の重点があるという違いを指摘できます。

また「申告」「確定申告・法廷への申告」のように、「公的機関に対して国民の法的義務としてある事実を申し出る」という、「報告」にはない公的・法律的な意味を持つ違いもあります。

まとめ

 まとめ

「報告」「申告」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「報告」というのは、「ある物事・情報を、相手に告げて知らせること」を意味しています。

「申告」というのは、「ある物事(事実)を申し出ること」「官庁(公的機関)に対して、法的な義務としてある事実・状況を申し出ること」を意味している表現です。

「報告」「申告」の意味の違いを詳しく調べたい時は、この記事の解説をチェックしてみてください。