「起きる」と「起こる」の違いとは?分かりやすく解釈

「起きる」と「起こる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「起きる」「起こる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「起きる」とは?

「起きる」とは?

「起きる(おきる)」とは、「横になっているものが立つ(起き上がる)」「目覚める・眠りから覚めて寝床を立つ」「眠らないままの状態でいる」「何らかの事象・事件が発生する」などの意味を持っている言葉です。

例えば、「倒れていた人が起きました」「今朝は7時に起きました」「昨夜は眠らずに起きていました」「信じられないような事件が起きることがあります」といった例文で使用することができます。

「起こる」とは?

「起こる」とは?

「起こる(おこる)」とは、「新しい事件・現象(事象)が発生する」「心の中に感情・欲望が生じる」「勢いが盛んになる・勢力が強くなる」「国・事業が始まる」などを意味している表現です。

例えば、「中東地域で戦争が起こりました」「許せないという気持ちが起こりました」「新たな国が起こりました」などの文章で使われています。

元々は、この「起こる」「新しい事件・事象が発生すること」の意味を持っていましたが、現在では「起こる」「起きる」と言い換えても間違いではありません。

「起きる」と「起こる」の違い!

「起きる」と「起こる」の違い!

「起きる」「起こる」の違いを、分かりやすく解説します。

「起きる」「起こる」「何らかの出来事・事件が発生する」という意味では共通していますが、それぞれの言葉にしかない意味があるという違いがあります。

「起きる」という表現には「横になっているものが立ち上がる・目を覚まして寝床を離れる」の意味がありますが、「起こる」にはその意味がない違いがまずあります。

例えば、「朝6時に起きる」とは言いますが、「朝6時に起こる」とは言えないのです。

また「起こる」という言葉には「感情・欲望が内面に生じる」の意味がありますが、「起きる」ではその意味はかなり弱くなっています。

「怒りの感情が起こる」のほうが「怒りの感情が起きる」よりも自然な言い方になります。

「起こる」には「起きる」にはない「国・事業が始まる、勢いが盛んになる」の意味もあります。

新しい現象や事件が発生する場合、元々は「起こる」が正しい言葉として使われましたが、現在では「起きる」の用法も一般化してきています。

まとめ

まとめ

「起きる」「起こる」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「起きる」という言葉は、「からだを起こす・目を覚ます・何かが発生する」などを意味しています。

「起こる」というのは、「物事や事態が新しく生じる・感情や欲求が生じる・勢いが強くなる」などを意味している表現です。

「起きる」「起こる」の意味の違いを詳しく調べたい時は、この記事の内容をチェックしてみてください。