「遅い」と「遅れる」の違いとは?分かりやすく解釈

「遅い」と「遅れる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「遅い」「遅れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遅い」とは?

「遅い」とは?

「遅い」「おそい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの進み具合が小さい」という意味で、人の動作やものごとの進行に時間がかかる様子のことです。

2つ目は「任意の時点よりも時間が経っていること」という意味で、一般的な感覚で基準とする時間をとっくに過ぎていることです。

3つ目は「ある時機より後になり、間に合わないこと」という意味で、あるタイミングに丁度良く行動できないことです。

上記に共通するのは「時間がとっくに過ぎている」という意味です。

「遅い」の使い方

「遅い」「ものごとの進み具合が少ない」「任意の時点よりも時間が経っていること」「ある時機より後になり、間に合わないこと」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「わざと遅く歩く」などと使われたり、名詞として「かなりの遅さ」などと使われます。

基本的に、ものごとの進行に時間がかかる状態や、ある時点よりも時間が過ぎている状態に使われる言葉です。

「遅れる」とは?

「遅れる」とは?

「遅れる」の意味は以下の通りです。

1つ目は「他のものが先に行ってしまい、取り残される」という意味で、自分以外の人達が先に進んでしまい、一人だけ後方にいる状態のことです。

2つ目目は「ある事柄の進み方が標準より後になること」という意味で、定められている時点よりも後の状態なることです。

3つ目は「決められた時刻や期限に間に合わない」という意味で、きっちりと定められている時間を過ぎてしまうことです。

上記に共通するのは「ある時点より後になる」という意味です。

「遅れる」の使い方

「遅れる」「他のものが先に行ってしまい、取り残される」「ある事柄の進み方が標準より後になること」「決められた時刻や期限に間に合わない」という意味で使われます。

動詞として「遅れる・遅れた」と使われたり、副詞として「遅れて迷惑をかける」などと使われたり、名詞として「後れを取る」などと使われます。

基本的に、ある定められた時点よりも後になることに使われる言葉です。

「遅い」と「遅れる」の違い

「遅い」と「遅れる」の違い

「遅い」「ものごとの進行に時間がかかる状態」「ある時点よりも時間が過ぎている状態」という意味です。

「遅れる」「ある定められた時点よりも後になること」という意味です。

「遅い」の例文

「遅い」の例文

・『高速道路が渋滞して車の進み方が遅い』
・『彼は素直な性格だが、仕事が遅い』
・『今年は桜の開花が例年よりも1週間遅い』
・『ああすればよかったと今更悔やんでももう遅い』

「遅れる」の例文

「遅れる」の例文

・『病気で入院したせいで勉強が遅れる』
・『あまりバラエティ番組を見ないので流行に乗り遅れる』
・『整備の関係で飛行機の出発時間が遅れる』
・『列車の人身事故で待ち合わせ時間に遅れる』

まとめ

まとめ

今回は「遅い」「遅れる」について紹介しました。

「遅い」「時間がかかる」「遅れる」「ある時点より後になる」と覚えておきましょう。