この記事では、「いただけます」と「いただきます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いただけます」の意味や使い方
「いただけます」とは、「そのようにできます」という意味になる表現です。
「ネットで詳しい説明がご覧いただけます」と使うと、ネットに詳しい説明があり、それを見ることができますと言っているのと同じになります。
よく聞く、「いただけますでしょうか」という使い方は誤用になります。
「そうしてもらえますか」と表現したい場合には、「いただけますか」とするのが正しい形で、「確認していただけますか」とすると、確認をお願いしますという丁寧な言い方になると考えていいでしょう。
「いただきます」の意味や使い方
「いただきます」は、「もらいます」と解釈できる言葉で、「これから説明させていただきます」と使った時には、これから説明をさせてもらいますという意味で丁寧にした表現になります。
ですが、「いたします」と言い換えた方がスマートなので、あまりそのような使い方は推奨されません。
使った本人としては丁寧にしたつもりでしょうが、表現として仰々しくなってしまっているので、ビジネスでもなるべく用いない方がいいでしょう。
そして、この言葉はその「もらいます」という解釈で、そのまま何かをもらう際に使うこともでき、食事の前の挨拶として用いる使い方も有名です。
「いただけます」と「いただきます」の違い
「いただけます」は、「そうすることができます」を縮めて丁寧にしたものだと解釈できるので、ビジネスでも先の「ご覧いただけます」は、色々な対象が確認できる、見ることができるという意味でよく使われています。
「いただきます」の方は、前述のように食事の前の挨拶として用いたり、「もらう」ことに対して丁寧な対応として使う為の言葉です。
「そのようにさせていただきます」などという使い方はあまりおすすめではなく、丁寧になり過ぎてしまっている懸念があるのでしない方が無難です。
「いただけます」を使った例文と意味を解釈
「いただけます」を使った例文と、その意味の解釈になります。
「食べること」についても使うことができる表現です。
「無添加なので、安心して食べていただけます」
余計な添加物は使っていないので、安心して食べることができますという意味になり、このような使い方は、「いただきます」と似た部分があると考えることができます。
「いただきます」を使った例文と意味を解釈
こちらは「いただきます」を使った例文と、その意味の解釈になります。
食事の前の挨拶として使う場合にも、「もらいます」からきている使い方だと考えていいでしょう。
「それでは遠慮なくいただきます」
食事の際に、その前の挨拶を兼ねて用いている例になります。
逆に、食べて欲しいという意味で「いただいてください」という表現は、一見正しく見えますが、間違った使い方になります。
この場合は「召し上がってください」としないといけません。
まとめ
「いただけます」と「いただきます」は、このような使い方になる言葉です。
特に「いただきます」の丁寧になり過ぎる用い方には注意してください。