「中心」と「重心」の違いとは?分かりやすく解釈

「中心」と「重心」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「中心」「重心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「中心」とは?

「中心」とは?

一般に図形のちょうど真ん中に位置するひとつの点を指す意味があり、円や楕円、球などであればでは重心に一致します。

また、中心人物という言葉では物事を行うのにあたって、その中心となる人物または重要な位置を占める人という意味合いがあります。

その方向性から北海道の中心は札幌、神奈川の中心は横浜であると言った、人口集中地や商業の栄えている土地を指して中心地というケースがあります。

なお、地形としてとらえた場合の日本の中心地は緯度・経度が00分00秒で交わる地点のことを指し、長野県辰野など40箇所あるといわれています。

テクノロジーの中心となる部分などという言葉では重要な位置を占めるという意味でメインという言葉で代替が可能です。

「重心」とは?

「重心」とは?

物体の各部分に働く重力の合力が作用するとみなされる点で、質量中心と一致します。

数学では三角形において頂点と対辺の中点とを結ぶ3本の線分の交点を指します。

重さの中心となるため自動車などは最も重いエンジンの位置によって重心が変わり、重心がエンジンやサスペンションをなど据え付けるプラットフォーム部分の中央にあるのが旋回性能などにおいて理想的とされており、スポーツカーではエンジンを後輪の前に配置して理想的な重心を目指すというケースもあります。

乗り物では重心が高いと揺れる、旋回性が悪くなるなどの理由で低重心が理想とされます。

重要な点としての比喩表現で使われることもあり、作品の重心をストーリーに置くなどの表現も見られます。

人口重心とは、日本のすべての人が同じ体重と仮定して日本地図の上に乗ったとしてそのを一点でバランスを崩さずに支えられる点を指し、人口増減によって微妙に移動します。

「中心」と「重心」の違い

「中心」と「重心」の違い

「中心」「重心」の違いを、分かりやすく解説します。

一般に図形のちょうど真ん中に位置するひとつの点を指す意味があるの中心で、見た目の真ん中という意味合いがあり、円や楕円、球などであればでは重心に一致します。

中心人物という言葉はメインの人物などと言い換えが可能で重要な位置を占める人という意味合いがあります。

重心にも大事なポイントという意味合いをもたせた使い方はありますが、重心人物という使い方はありません。

重心は物体の各部分に働く重力の合力が作用するとみなされる点で、質量中心と一致します。

乗り物の設計においては中心は重視されず、乗り心地や旋回性能に関わるため重心が重視されます。

世界観に重心をおいたアニメなど重要なポイントという意味合いも重心にはあります。

中心と重心は一致するとは限らないものの体積があるものにはすべて存在します。

まとめ

まとめ

「中心」は見た目「重心」は重さの真ん中という非常に大まかなわけ方も出来ますが、言葉としては中心のほうが多く使われている面があり、比喩表現においての重心という言葉は重点という言葉と意味が近くなっています。