「直す」と「修理する」の違いとは?分かりやすく解釈

「直す」と「修理する」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「直す」「修理する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「直す」とは?

「直す」とは?

「直す」は、物体が損傷して機能を失ったり、形が変わる以前に戻すことでいわば復元です。

その為、「直す」は、「修理」という概念と異なる点は「修理」は機能を元通りにする過程において使用される部品は、以前の部品と異なるものを使用して修理してもよいわけです。

つまり機能さえ戻れば良しであるのが「修理」であるため、まったく異なる部品での修理が許されます。

一方「直す」は素材も同じものを使用して一から部品を作ることになり復元を意味します。

「修理する」とは?

「修理する」とは?

「修理する」は、損傷したり損壊したものが機能すればよいという考えの元、修繕することで、修繕においては部品は自ら製造する必要性は皆無で同じ素材で修理する必要性も皆無です。

その為、「修理する」は、依然と同じ機能を持ったうえで、修繕個所が以前よりも強化されていても「修理する」です。

逆に、機能が失われているが、一応、ある程度そのものが持つ機能が使用できるケースも、「修理する」になります。

なお、「修理する」はあくまで元の状態に近づけるために修繕することで、実際にそれを修復できるかはまだ未定で、修復できた場合、「修理完了」「修理できた」などで結果を示します。

「直す」と「修理する」の違い

「直す」と「修理する」の違い

「直す」「修理する」の違いは、復元であるか、単なる修復であるかです。

修復は、いわば、機能さえ元通りになりその物が動けばよいという考えで、「直す」は、見た目の他修繕した部品に至るまでを同じもので構成しないといけません。

つまり「服を治す」とした場合、敗れている個所を修繕するに際し、同じ素材で修繕しないと「修理」扱いになるのです。

「直す」の例文

「直す」の例文

・『お爺さん、悪いんだけど、この車は直すことは不可能だよ、部品がないんだ。』

この例はお爺さんの自動車を元通りに修繕することができないと述べています。

その理由は部品がないからで、「直す」は、部品までを同じもので構成し修繕することです。

「修理する」の例文

「修理する」の例文

・『お爺さん、この車、別の部品であれば、修理することができるよ。』

この例はお爺さんの車は、同じ部品では修理はできないが、別の部品で一応機能するようにできるという例です。

車は、年代とともにオリジナルの部品が無くなり、オリジナルでの修繕はできませんが、互換品や部品を自ら作ることで修理できるという例になります。

まとめ

まとめ

「直す」「修理する」の違いは、妥協点にあり、「直す」は、元の素材を使用して元通りのことで、「修理する」は、別の素材で同じように見えることや機能することを意味し、両者の違いは妥協を許すか許さないかです。

その為、衣服の「修理する」「直す」では、「直す」の方が破れているカ所の素材までを同じもので修繕するため、ものすごく手間と技術を必要とします。

何故なら、同じ素材を使用しても同じ仕上がりになるかどうかは職人の腕次第で、修繕されたものを第3者が見て同じだと言わない限り、単なる「修理」という扱いに終わってしまうのです。