「工具」と「治具」の違いとは?分かりやすく解釈

「工具」と「治具」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「工具」「治具」の違いを分かりやすく説明していきます。

「工具」とは?

「工具」とは?

「工具」とは、鉄材や木材を活用する為に使われる各種の道具のことです。

分かりやすいのは、ノコギリや金槌で、これらは主に木材に対して用いられます。

電動式のものも多く存在し、電動ノコギリや地面を固める為の転圧機もこの「工具」になります。

どれも目的に応じて使用されるもので、各種の工事や建築現場では数多くの「工具」が使用されます。

「治具」とは?

「治具」とは?

「治具」とは、「工具」がきちんと使えるように固定する為の道具です。

これ自体で作業をする訳ではありませんが、この「治具」によって固定しないと、きちんと狙いが定まらない(うまく使うことができない)といったような時に利用されます。

簡単なものでは、万力がそれに当たります。

その万力でドリルを固定し、狙った位置に少しずつ進ませるような作業では、「治具」としての万力がとても重要になります。

完全な固定ではなく、ある程度に稼動範囲を絞るようなこともでき、掘ってはいけない部分まで届かないようにするといった用途に使うこともあります。

「工具」と「治具」の違い

「工具」と「治具」の違い

「工具」「治具」の違いを、分かりやすく解説します。

「工具」は、それ自体が作業に使われるもので、「治具」は、そのサポートになる道具だと解釈すると分かりやすいです。

「治具」は、作業に直接は使用しませんが、それがないと肝心の「工具」がうまく使えない場合があります。

尚、この「治具」は、英語では“jig”と表現し、読み方も同じ「ジグ」(じぐ)となります。

ここで紹介している日本語の「治具」は、その英語から作られた言葉で、漢字は当て字だと言われています。

まとめ

まとめ

「工具」「治具」は、このように異なります。

「治具」は必ず必要になるものではありませんが、それがあってこそ、本領を発揮することができる「工具」も数多く存在します。