この記事では、よく似ている「収穫」と「収獲」の違いを分かりやすく説明していきます。
「収穫」とは?
「収穫」とは、有用な農作物の実り、または「成果」という意味になる言葉です。
「今年は天気がよかったので、果物の収穫が楽しみだ」といったように使われると、農作物の方になり、「そんなことまで分かるとは、これは思わぬ収穫だ」などと用いられた時には、「成果」と表していると考えていいでしょう。
スマホやPCで漢字変換する際に、読み同じでよく似ている為、後述する「収獲」と間違って使ってしまうことがありますが、そちらは多少意味が異なる言葉になります。
「収獲」とは?
こちらの「収獲」は、獲ったと表現できる獲物に対して使われます。
「そこにある魚は、今日釣りにいった収獲だ」、「この前のキジ狩りでは、特に収獲が得られなかった」などと用いられ、対象となるものを得ようとした結果(として得られたもの)という意味になります。
よって、その魚や狩猟できる動物などに対して用いられ、その対象は生き物だと考えていいでしょう。
「収穫」と「収獲」の違い
「収穫」と「収獲」の違いを、分かりやすく解説します。
これらの言葉は、一見では一緒かと思ってしまうほど見た目が似ており、意味としても似通っている為、間違って使われている例も多いです。
これらを間違えないようにするには、「収穫」の方は、「穫」に植物が連想できる「のぎへん」が使われています。
そこから、農作物などに使うと覚えておくといいでしょう。
「収獲」は、「獲」が「けものへん」なことから、狩猟などの獲物のことだと区別できます。
ただし、スマホなどの小さな画面だと、漢字が潰れてどちらも同じように見えてしまうことも多いので、間違えられない時(きちんとした文章に使う場合など)には、拡大表示を使ってみるといいでしょう。
まとめ
「収穫」と「収獲」は、このように異なります。
間違えて使わないように注意することを一番に覚えておきたい2つの言葉です。