この記事では、「重体」と「軽傷」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重体」とは?
「重体」とは、怪我や病気の程度が重く、いつ命が失われてもおかしくない状態のことです。
よって、「自動車事故に遭ってしまい、重体だと聞いた」のような使い方になり、この場合には、それだけ重い怪我をしている状態だと分かります。
同音で「重態」と表記されることもありますが、あまり一般的な表現ではなく、間違いではありませんが、メディアなどでは「重体」の方が使われています
「軽傷」とは?
「軽傷」は、怪我の程度が浅いという意味になります。
「事故を起こしたものの、軽傷で済んだらしい」といったように用いられる言葉で、そこまでの怪我ではないという場合に使われます。
その為、命に別状はなく、入院することもないという場合も多いです。
尚、怪我の程度にだけ使われる表現なので、病気が軽く、そこまでの状態ではないという意味で使うことはできません。
「重体」と「軽傷」の違い
「重体」と「軽傷」の違いを、分かりやすく解説します。
「重体」は、今すぐにでも命が危ないほどの程度の怪我、または病気だという状態を指して使う言葉で、「軽傷」は、怪我の程度が大したことはないという場合に用いられます。
対義語になりそうなものですが、「軽傷」の方は、病気には使うことはできず、その場合には「軽症」と表現します。
「重体」は、病気の状態も含めて使えるので、正確な対義語とはなりませんが、怪我に関して使う分には反対の意味の表現になる為、そのように判断される場合もあります。
まとめ
「重体」と「軽傷」は、このような言葉です。
「重傷」とすると、重い怪我のことになり、こちらは「軽傷」の正確な対義語になります。
ただし、この言葉には、命が危ないという意味は含まれていない為、怪我が重く、命の危険もあるという時には、「重体」としないと適切な意味になりません。