「見当たる」と「見つかる」の違いとは?意味を詳しく解釈

「見当たる」と「見つかる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この「見当たる」「見つかる」には、どのような違いのあるのでしょうか。

「見当たる」の意味や使い方

「見当たる」の意味や使い方

「見当たる」は、探しているものが発見できることですが、そのまま「見当たる」と使うことはなく、否定形にした「見当たらない」として用いる言葉です。

つまり、「見当たる」の形のままでは使わずに、必ず「見当たらない」の形になると考えて構いません。

その為、発見した時には使うことはできず、それができない時に「これだけ探しているのに見当たらない」のような使い方をすることになります。

否定形があるものの、その元の形(見当たる)では使えないという珍しい言葉の1つです。

「見つかる」の意味や使い方

「見つかる」の意味や使い方

こちらも「見つかる」と同様に、探しものが発見できることの表現になります。

「どこを探しても見つかることはなかった」のようにそのまま使うことができ、どれだけ探そうと発見できることはなかったという意味になります。

否定形にした「見つからない」という用い方をしても問題なく、「かなり探したものの、見つからない」などと「見当たらない」と同様の意味になります。

過去形にした「発見できた」という意味の「見つかった」と使うことが多い言葉で、「かなり探して、やっと見つかった」といったような用い方でよく見聞きます。

「見当たる」と「見つかる」の違い

「見当たる」と「見つかる」の違い

「見当たる」は、そのままでは使えない所がポイントになる言葉です。

この言葉を使う場合には、実質的に「見当たらない」「見当たらなかった」、または「見当たりそうにない」などの否定形の形に限られます。

対する「見つかる」は、そのまま使うこともできますが、肯定の意味では過去形にした「見つかった」と用いることが多い言葉で、否定になる「見つからない」「見つからなかった」、更に「見つかりそう(にない)」ともよく使われます。

「発見できない(できなかった)」としたい時には、どちらの否定形を使っても構いません。

「見当たらない」「見つからない」のどちらでも意味は変わりません。

「見当たる」を使った例文と意味を解釈

「見当たる」を使った例文と意味を解釈

「見当たる」を使った例文と、その意味の解釈になりますが、「見当たらない」として使う例になります。

「何度か探したが、やはり見当たらない」

何度か探しても発見できないと使っている例で、「見つからない」と置き換えても意味は一緒です。

「見つかる」を使った例文と意味を解釈

「見つかる」を使った例文と意味を解釈

こちらは「見つかる」を使った例文と、その意味の解釈になります。

表記では「見付かる」と漢字を増やした使い方もよく見掛けます。

「そんな場所で見つかるとは思わなかった」

そのような所で発見できるとは思っていなかったと言っています。

「見つけられるとは」と言い換えても同じ意味になり、こちらはそのような形にしても使える言葉です。

まとめ

まとめ

「見当たる」は、そのままで使うことはなく、「見当たらない」が基本の否定形で使う為の言葉だと覚えておいてください。