「試問」と「諮問」は同じような意味を連想する混同しやすい同音異義語ですが、「試問」と「諮問」の意味・使い方の違いを正しく理解できていますか?
この記事では、「試問」と「諮問」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。
「試問」とは?
「試問(しもん)」という表現は、「受験者の能力・適性・意気込みなどを確認・査定する試験のために質問をすること」を意味しています。
「試問」という表現の使い方は「二次試験では口頭試問が行われるので、準備をしておかなければなりません」のように、「試験のために質問をする」という意味で使われます。
「諮問」とは?
「諮問(しもん)」という言葉には、「政策上の重要な判断・意思決定をするために、その分野に詳しく経験がある専門家・識者に意見を求めること」の意味があります。
「諮問」という表現の使い方は「科学技術規制のあり方についての諮問委員会が設置されました」のように、「政策上の意思決定で参考にするために、専門家(有識者)に意見を求める場合」に使う使い方になります。
「試問」と「諮問」の違い!
「試問」と「諮問」の違いを、分かりやすく解説します。
「試問」という言葉は、「相手の能力・適性・意欲をチェックする試験のために質問をすること」を意味しています。
それに対して、「諮問」というのは「重要な政策判断・意思決定をするために、そのジャンルに詳しい専門家・識者に意見や考えを求めること」を意味しているという違いがあります。
「試問」は「試験のための質問をすること」に意味の重点がありますが、「諮問」は「有識者に尋ねること・意見を求めること」に意味の重点が置かれているという違いを指摘できるのです。
まとめ
「試問」と「諮問」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「試問」というのは、「受験者の能力・適性を測る試験のために質問をすること」を意味しています。
それに対して、「諮問」という言葉には「その分野に詳しい専門家・識者に意見を求めること」の意味があります。
「試問」と「諮問」の意味の違いを知りたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。