同じ良い運でも、微妙に異なる「強運」と「幸運」。
この記事では、「強運」と「幸運」の違いを分かりやすく説明していきます。
「強運」とは?
「強運」の意味は、「強い」という漢字が用いられていることからわかるように、運が強いことです。
人間は社会を送る中で、運に左右される出来事があります。
努力ではどうにもならないこと。
ここという時に力を発揮したいとき、全力を出し切りたいとき。
そんな時を乗り越えることができたことを「強運」と言います。
英語で言えば、“Good luck”です。
「強い」の対義語は「弱い」ですが、「強運」の対義語として「弱運」という言葉はありません。
「強運」の使い方
「強運」な人を、よく「強運の持ち主」といった言葉で表現します。
そのほか、「強運に恵まれる」や「強運に支えられる」、「強運を発揮する」などといった形で表現されます。
「幸運」とは?
「幸運」の意味は、「幸せ」という漢字が用いられていることからわかるように、幸せになることができる運となります。
幸せになることができるということは良いことが起こるということです。
英語で言えば、“Good luck”または、“lucky”です。
また、「幸運」の対義語は、いくつかあり、「悲運」や「不運」、「否運」となります。
「幸運」の使い方
「幸運」の場合、ラッキーといった意味で用いられることが多いことから、「幸運」を引き寄せるや呼ぶ、舞い降りる、招く、祈る、などといった形で表現されます。
また、ラッキーガールのことを「幸運の女神」などといった形で表現されます。
「強運」と「幸運」の違い
どちらも良い運であることに違いはありませんが、微妙にニュアンスがことなる2つの言葉。
「強運」は、強い運を意味し、運が強いこと、良い運の引きが強いこと、といった意味となります。
一方、「幸運」は、運が良いことを意味し、運の引きの強さは含まれません。
あくまでも、幸せになる良い運といった意味のみとなります。
このような違いがある言葉となります。
そのため、どのような運に対し用いられる言葉なのかということを踏まえ使い分ける必要があります。
「強運」の例文
・『強運も実力のうち』
・『彼の強運にあやかりたい』
・『彼の強運で、我がチームは優勝することができたと思う』
・『彼女は強運の持ち主だからこそ、今回、危機一髪で逃げ切ることができたのだと思う』
「幸運」の例文
・『僕は、彼女と出会うことができて幸運だったと思っています』
・『人生の中で、何度も幸運が続くとは限らない』
・『私の人生は、幸運に恵まれているほうだと思っています』
・『やっと、僕にも幸運が舞い込んできたような気がします』
まとめ
このように、同じ良い運でも微妙にニュアンスが異なる「強運」と「幸運」。
そのため、「強運の持ち主」と「幸運の持ち主」を比較した場合、「強運の持ち主」は、ピンチを乗り切ることができるような強い運を持っている人を指し、「幸運の持ち主」の場合、幸せになることができる運を持っている人を指すものとなります。