「会葬御礼」と「香典返し」は類似した意味を連想させる混同しやすい二つの言葉ですが、「会葬御礼」と「香典返し」の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「会葬御礼」と「香典返し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会葬御礼」とは?
「会葬御礼(かいそうおんれい)」とは、「葬儀・通夜の参列者全員に、感謝の気持ちをこめてお渡しする各種の品物」を意味しています。
「会葬御礼」の内容には、「会葬礼状・お清めの塩・会葬返礼品(高額のものではなく500~1000円程度のものが相場)」などが含まれています。
「香典返し」とは?
「香典返し(こうでんがえし)」とは、「葬儀の際に参列者から頂いた香典に対してお返しする御礼の品物」の意味を持っています。
「香典返し」は地域によっては「葬儀の相互扶助(冠婚葬祭・緊急時はお互い様)」を重視して行わない場合もありますが、一般に「香典の金額の1/2から1/3のお礼の品物」が目安とされています。
「香典返し」には葬儀・通夜の当日にすぐにお渡しする「当日返し」と葬儀の後に改めてお返しする「後返し」があります。
「後返しの香典返し」をする場合は、「49日法要を終えてから2週間以内」が目安となります。
「会葬御礼」と「香典返し」の違い!
「会葬御礼」と「香典返し」の違いを、分かりやすく解説します。
「会葬御礼」は「葬儀・通夜に来てくださった参列者の方全員に感謝の気持ちをこめてお渡しする品物」を意味していますが、「香典返し」は「香典を下さった方だけにお返しとしてお渡しする品物」の違いがあります。
「会葬御礼」には「会葬礼状・お清めの塩・会葬返礼品」が含まれますが、「香典返し」は「参列者から頂いた香典の金額の1/2から1/3を目安としたお返しの贈り物」を意味しているという違いがあるのです。
まとめ
「会葬御礼」と「香典返し」の意味の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「会葬御礼」というのは、「葬儀・通夜の参列者に感謝の気持ちをこめてお渡しする品物」を意味しています。
それに対して、「香典返し」という言葉は「葬儀の時に頂いた香典に対してお返しする御礼の品物」の意味合いを持っています。
「会葬御礼」と「香典返し」の違いを知りたい時には、この記事の内容をチェックしてみてください。