この記事では、「家計金融資産」と「貯金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「家計金融資産」とは?
「家計金融資産」とは、家庭(世帯)としての資産のうち、各種の証券や株式、保険(貯蓄型)として保有している資産のことです。
つまり、すぐに現金として利用できるものではなく、そうするには売却したり、満期を待つ必要があります。
これらの特徴として、現金で預け入れをする「預金」形式で保有しているより高い利回りが得られたり、価値自体が変動するレート制となっている点が挙げられます。
そして、保険は別ですが、それ以外のものには原則的に元本保証がありません。
「貯金」とは?
「貯金」とは、基本的にいつでも引き出せる形で預け入れしている「預金」のことを指します。
こちらは元本保証が原則となっており、主に銀行や信用金庫などの金融機関が利用されますが、そのような預け入れではない、いわゆる「タンス預金」もこの1つです。
「家計金融資産」は、そのほとんどが資金運用、または投資という形になり、その価値が変動する仕組みなのに対し、「貯金」では、預け入れ先によって若干の利息が得られる程度です。
ただし、元本保証という最大のメリットがあります。
「家計金融資産」と「貯金」の違い
「家計金融資産」と「貯金」の違いを、分かりやすく解説します。
「家計金融資産」として挙げられる対象は、保険を除き、資金活用という形になります。
近年では「貯金」より、これらを勧める傾向が高くなっていますが、高い利回りやレート変動による利益が得られることがある反面、元本割れのリスクがあることを承知しておかないといけません。
「貯金」と呼ばれる行為では、得られる利息は微々たるものですが、元本は原則的に守られると考えていいでしょう。
その為、保守的だと言われる日本人はこの形で資産を保有している傾向が強く、諸外国と比較すると倍以上の割合で「貯金」に充てられているというデータが出ています。
まとめ
「家計金融資産」と「貯金」は、このような違いになります。
元本が守られて利回りがいいという商品は存在しない為、そのようなうまい話にはくれぐれも注意しないといけません。