この記事では、「容認」と「黙認」の違いを分かりやすく説明していきます。
「容認」とは?
「容認」の意味と使い方について紹介します。
「容認」の意味
「容認」は「ようにん」と読みます。
意味は「許せる範囲でよいとして受け入れること」になります。
「容認」の使い方
「容認」は名詞であり、助動詞を伴って「容認する・した」「容認される・された」と使います。
本来であれば認められない様なことに対して、やむを得ない事情があるなどで許すことを言います。
「容」は「受け入れるもの」という意味で、「認」は「みとめる」とも読み「ゆるす」という意味になります。
「容認」は、それを許す立場の人がすることであり、責任が発生することから、内容的にルールに反しているものの、誰にも迷惑をかけていなかったり、他への影響が出ない程度のものに限られます。
尚、「容認」した場合、他の人に対してそれを伝えたり、周囲に分る態度を取ります。
「黙認」とは?
「黙認」の意味と使い方について紹介します。
「黙認」の意味
「黙認」は「もくにん」と読みます。
意味は「表向きにせず許すこと」「過失などを見逃すこと」になります。
「黙認」の使い方
「黙認」は名詞であり、助動詞を伴って「黙認する・した」と使います。
人前で公けに「良い」「許す」と言わずに、見てないふりをすることを言いいます。
「黙」は「だまる」とも読み「何も言わないこと」という意味です。
本来であれば注意したり、何らかの処罰を下すところを、見逃して問題にしない時の表現です。
「容認」とは違い、笑顔でその場にいるのではなく、見てみぬふりをするのが一般的です。
「容認」と「黙認」の違い!
「容認」は「本来許せないことをよしとすること」です。
「黙認」は「公にせずによしとすること」です。
まとめ
今回は「容認」と「黙認」の違いをお伝えしました。
「よしとして認めるのが容認」、「見なかったふりをするのが黙認」と覚えておきましょう。