「ゆとり世代」と「さとり世代」の違いとは?分かりやすく解釈

「ゆとり世代」と「さとり世代」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ゆとり世代」【ゆとりせだい】と「さとり世代」【さとりせだい】の意味や例文、違いを分かりやすく説明していきます。

「ゆとり世代」とは?

「ゆとり世代」とは?

1987年4月2日から2004年4月1日に生まれた人が、中学校で義務教育の「ゆとり教育」を受けた世代を「ゆとり世代」と言います。

あまりにも詰め込みすぎた教育であったため生徒へ重い負担を押し付けていた現実を見直して、学習指導要領を文部科学省が改定したことで学習内容を3割減らしました。

そして土曜日も学校に出るのではなく、完全に週休2日にして、ストレスが蓄積されないようにしたわけです。

しかし、勉強時間が減ってしまったことで学力低下が懸念されただけではなく、就職してからも仕事ができないと言われてしまうようになってしまった世代でもあります。

「さとり世代」とは?

「さとり世代」とは?

1996年から2005年生まれで、義務教育を受けた人たちを「さとり世代」と言い、脱・ゆとりを目指し、勉学に勤しむようになりました。

社会的に不景気と言われた時代を生きる彼らは、大学を出てもいい就職先がなかなか見つからず、低賃金であったり、就職してもすぐにリストラされてしまう大人たちの姿を見て高い希望を持つこともなく、欲を持たずに現実見ることを意識した世代です。

そのため、就職先は安定性があり、すぐクビにしない企業を選び、最低限の生活ができればいいと考えるようになりました。

「ゆとり世代」と「さとり世代」の違い

「ゆとり世代」と「さとり世代」の違い

「ゆとり世代」「さとり世代」の違いを、分かりやすく解説します。

詰め込みすぎないゆるい教育を受けたのが「ゆとり世代」であり、学習内容を3割も減らした教育を受けました。

週休二日を楽しみ、今の時間を楽しむことに目を向けており、将来のことをあまり考えない人が多い世代でもあります。

与えられたことはしっかりやりますが、積極的ではなく、消極的なところが見られます。

一方の「さとり世代」は確実に結果出す人たちであり、無理な目標は掲げません。

とても現実的であり、自分の能力に見合う仕事を見つけたり、お金は無理に使うのではなく、貯金にまわすという堅実なタイプが多いという違いがあります。

「ゆとり世代」の例文

「ゆとり世代」の例文

・『ゆとり世代では英語に力を入れるようになり、必須化されました』
・『ゆとりカリキュラムが導入されたゆとり世代が通う中学校では385時間も授業時間が削減された』
これからのグローバル化に備えて「ゆとり世代」は本場に通じる英語を学べるよう必須化し、さらに情報や福祉にも力を入れるため総合的に学習時間を取り入れました。

小学校では210時間の授業時間を削減し、「生きる力」を強調しています。

「さとり世代」の例文

「さとり世代」の例文

・『さとり世代は土曜日も通学したり、学習塾に通う生徒が増えた』
・『車や恋愛に興味がないさとり世代は性格が合わない人を避ける』
2010年になると学習不足を補うため個別に学習塾に通ったり、土曜日も学校に通えるよう治自体の権限で変えた学校もあります。

「さとり世代」は欲がない人ばかりで、旅行に行きたいとは思わない、高い物は買わないという考えを持ちます。

まとめ

まとめ

一時、ニュースでも取り上げられた「ゆとり世代」は授業数を減らし、私生活も大切にする生活ができるよう土曜日も休校にしました。

「さとり世代」はその後に誕生した教育のあり方で、自分なりに勉強し、欲張らない生活を取り入れるようになった世代と覚えておくといいでしょう。