この記事では、「表彰」と「贈呈」の違いを分かりやすく説明していきます。
「表彰」とは?
「表彰」とは善行、功労、成果などを公のものとして、褒めたたえることを言います。
よく使われる言葉に「表彰状」があります。
これは「表彰」の内容を記した書面のことを言います。
「彼は学生時代に、人命救助で表彰された経験がある」「まさか、自分が表彰状をいただけるとは思いもしなかった」などと使います。
「贈呈」とは?
「贈呈」とは、名詞で人に物を贈るという意味になります。
公式な場において、物を贈ることでもあります。
「今日集まっていただいた皆様に、記念品を贈呈いたします」「私の著書を、お世話になった先生に贈呈する」などと使います。
また似た言葉に「進呈」があります。
こちらは個人的な関係で、気軽に物を差し上げるといった意味を持ちます。
公式の場、改まった気持ちでは「贈呈」を使うようにします。
「表彰」と「贈呈」の違い!
「表彰」と「贈呈」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、人に贈るという意味合いは同じですが、言葉の意味としては全く違うものですから、意味と違いを正しく覚えておきましょう。
まず「表彰」とは良い行い、功労、成果などを公にして褒めたたえることを言います。
その内容を記した書面が「表彰状」となるわけです。
大抵の場合は「表彰」される時には「表彰状」がセットなのではないでしょうか。
一方で「贈呈」とは公式な場などで改まった気持ちで人に物を贈るという意味です。
善行、功労、成果などは関係ありません。
簡単に区別しますと「表彰は褒めたたえる」「贈呈は物を贈る」となります。
「表彰状と共に記念品を贈呈いたします」といった言葉を頭に入れておきますと理解がしやすいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「表彰」と「贈呈」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも人に贈るという意味合いは同じですが、言葉の意味は違います。
この記事を読み、意味と違いを正しく理解して使い分けてください。