「公私混合」と「公私混同」の違いとは?分かりやすく解釈

「公私混合」と「公私混同」の違い言葉・カタカナ語・言語

「公私混合」「公私混同」は同じような意味を連想させる紛らわしい二つの言葉ですが、「公私混合」「公私混同」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「公私混合」「公私混同」の意味の違いを分かりやすく解説していきます。

「公私混合」とは?

「公私混合」とは?

「公私混合(こうしこんごう)」という言葉は、「公共のもの(共用のもの)と私物(私的なもの)を混ぜ合わせていて区別しづらいこと」を意味しています。

また「公私混合」「公私混合企業(第三セクター)」の言葉で使われるように、「公共機関と民間団体の資本・人材などを混ぜ合わせる」という意味合いも持っています。

「公私混同」とは?

「公私混同」とは?

「公私混同(こうしこんどう)」という言葉は、「会社・学校・公共施設などの公(おおやけ)の場所や仕事(職場)に、個人的な事情(都合)・感情・関係性を持ち込んで周囲に迷惑をかけるさま」の意味を持っています。

「公私混同」「公私混合」よりも、一般的・日常的に使われる頻度が多い言葉になります。

例えば、「職場の仕事内容の連絡で、公私混同したやり取りはやめてください」といった例文で使えます。

「公私混合」と「公私混同」の違い!

「公私混合」と「公私混同」の違い!

「公私混合」「公私混同」の違いを、分かりやすく解説します。

「公私混合」「公私混同」も、「公的なものと私的(プライベート)なものが混じること」を意味していますが、「公私混同」のほうが「公的な場所や仕事に、個人的(私的)な事情・感情・やり取りを持ち込む」という一般的な意味で使われる言葉になります。

「公私混合」という言葉は、実際に使用される場面や情況が限られていて、「公的団体と民間団体の資本・人材を混ぜ合わせる公私混合企業(第三セクター)」などの用語として使われることが多いという違いを指摘できます。

また「公私混合」には「公私混同」にはない、「個人の私物と公共のもの(共有物)を混ぜ合わせていて区別しづらいさま」といった意味合いもあります。

一方で、「公私混同」「公的な場所・職場などに、個人的な都合や感情を持ち込んで迷惑をかける」という一般的な意味合いが、「公私混合」にはないのです。

まとめ

まとめ

「公私混合」「公私混同」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「公私混合」という言葉は、「公共のものと私物(私的なもの)を混ぜ合わせること」「公共機関と民間団体の資本・人材などを混ぜ合わせること」を意味しています。

それに対して、「公私混同」というのは「会社・学校・公共施設などの公の場所や仕事に、私的な事情・感情・関係を持ち込むこと」の意味を持っています。

「公私混合」「公私混同」の意味の違いを調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。