「現在」と「時点」は類似した意味合いを連想させる二つの言葉ですが、「現在」と「時点」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「現在」と「時点」の意味の違いについて詳細に説明していきます。
「現在」とは?
「現在(げんざい)」という言葉は、「流れている時間を区切った時に、過去と未来の間」を意味しています。
「現在」には、「18時現在」のように「月日や時刻を表す言葉の後ろについて、変化している時間の中で基準となる日時を示す」という意味(働き)もあります。
仏教用語としての「現在」は、「現世・俗世・この世」の意味を持ちます。
「時点」とは?
「時点(じてん)」という言葉は、「止まることなく進んでいる時間の中でのある一点」を意味しています。
「時点」も「現在」と同じく、「月日や時刻を表す言葉の後ろについて、変化している時間の中で基準となる日時を示す」ことができ、「時点」は「過去・現在・未来のすべての一点」に使用可能です。
「現在」と「時点」の違い!
「現在」と「時点」の違いを、分かりやすく解説します。
「現在」と「時点」はいずれも、「絶えず流れている時間を区切った場合のある一点・その時」を意味していますが、「現在」は「時点」とは違って「遠い過去+未来の一点」には使用することができません。
反対に、「時点」という言葉は「過去・現在・未来のすべての時間軸におけるある一点」を指し示すことができ、「日時や時間(時刻)を表現する言葉について基準となる一点」を指すことができます。
例えば、今の日時が「2月29日9時」である時、「2月29日9時現在」とはいえますが、「3月2日9時現在(未来)」や「2月1日9時現在(過去)」ということはできません。
一方で、「時点」であれば、「3月2日9時時点(未来)」や「2月1日9時時点(過去)」といっても間違いではない違いを指摘できます。
まとめ
「現在」と「時点」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「現在」という言葉は、「時間軸を区切った時の過去と未来の間・月日や時を表す言葉について変動するものの基準となる日時」を意味しています。
「時点」というのは、「時間が進んでいく中でのある一点」の意味を持つ言葉です。
「現在」と「時点」の意味の違いを知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。