「実は」と「実際には」の違いとは?分かりやすく解釈

「実は」と「実際には」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「実は」「実際には」の違いを分かりやすく説明していきます。

「実は」とは?

「実は」とは?

「実は」は、隠し事をしている人物が隠していることを正直に述べる際に使用するフレーズです。

その為、「実は」の後ろに続く言葉は、真実を述べており隠し事について真実を述べています。

例えば、「実は私、お付き合いをしている人がいます」という場合、実はの後ろが真実を語っていて対象に対してお付き合いをしている人がいることを述べており、これを打ち明けられた人物は、秘密を打ち明けた人物に好意を持っていた場合ショックを受けるのです。

「実際には」とは?

「実際には」とは?

「実際には」は、対象が存在しており、対象となる人物や物が自分の思い描いた人物と異なる場合使用する言葉で、自分の思惑や考えていることなどの他、容姿などが自分が思い描いていたものと異なる場合使用するフレーズです。

「実は」と「実際には」の違い

「実は」と「実際には」の違い

「実は」「実際には」の違いは、隠し事をしていることを打ち明けることであるか、自分の思い描いたことと実際の結果が異なるかになります。

「実は」は、隠し事をしていることを打ち明けること、「実際には」は、自分が思い描いたことと結果が異なることです。

「実は」の例文

「実は」の例文

・『実は私、借金が500万円ほどあるの。それでも結婚してくれる?』 この例は、女性が借金があることを打ち明けたうえで、対象となる恋人の男性に対して結婚を迫ってます。

「実は」は隠し事を打ち明けるフレーズであるため、このケースは借金が隠し事でこれを許すかどうかは、結婚相手の男性次第です。

「実際には」の例文

「実際には」の例文

・『私の思い描いていた彼女の人物像は実際には大きな違いがあり、とても彼女に人殺しができるような素振りや人柄であるように見えない』
この例は、彼女という人物が犯罪者であるが、どうにも人を殺すような人物像ではないということです。

つまり、実際に殺人犯である彼女と会ってみてお話をしていくうえで、どうにも犯人である要素が薄く、人を殺していないのではないかと彼女に話を聞いた人物は考えています。

まとめ

まとめ

「実は」「実際には」の違いは、隠し事を打ち明けることであるか、思い描いた内容と実際にあってみて感じた内容が異なるという違いです。

「実は」は、隠し事を打ち明けるため、隠し事をしている人物は、隠し事を打ち明けてからどうなるかは未知数です。

しかし、「実際には」は、いわば、自分の思い描いた妄想と現実が異なることで、妄想を働かせた結果、実際の物事を体験した場合のギャップを感じるのが実際にはになります。

例えば、女性に対して若い女性だと思い声をかけたとした場合、後姿が若そうに見えたという客観的な要素から女性が若いと思っているだけで、実際にその女性がこちらを振り返ると老け顔だった場合、これは、「若い女性だと思い声をかけたが実際には老け顔のおばあさんだった」となりギャップが大きくなればなるほど、精神的なダメージを追うのが「実際には」です。

無論、「実は」も隠された真実が露見することなので、真実を聞いたものがものすごくショックを受けることもあり、「実は」「実際には」はショックを受けるという意味では同じなのかもしれません。