この記事では、「目白押し」と「稠密」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目白押し」とは?
「目白押し(めじろおし)」とは、「メジロが木の上で押し合うようにして並んで止まる習性を持つこと」から生まれた慣用句です。
「目白押し」の言葉には、「たくさんの人・ものが込み合って並ぶこと」や「ある物事が集中して(連続的に)あるさま」といった意味合いもあります。
例えば、「セール期間はお客さんが目白押しになっていました」や「夏は楽しいイベントが目白押しです」といった文章で使用することができます。
「目白押し」は、「子供が一列に並んで押し合い、列の外に出た者がまた端に加わって押し合うという子供の遊戯」の意味も持っています。
「稠密」とは?
「稠密(ちゅうみつ)」とは、「一つの場所(地域)に、多くの人や家が密集していること」を意味している言葉です。
「稠密」という表現は、「一つのところに、たくさんの人家・人間が集まっていて密度が高いさま」を示しています。
例えば、「東京都は人口が稠密した大都市です」や「野生の鹿が稠密している山林があります」などの例文で使えます。
「目白押し」と「稠密」の違い!
「目白押し」と「稠密」の違いを、分かりやすく解説します。
「目白押し」も「稠密」も、「多くの人・ものが集まって込み合っている」という意味合いでは共通しています。
しかし、「目白押し」という慣用句的な言葉は、「メジロが樹上で押し合うようにして並んで止まること」が原義であることから、「稠密」よりも「大勢の人が込み合って並んでいる」の意味のニュアンスが強くなっています。
また「目白押し」には「面白い映画が目白押しです」のように、「ある物事が集中して立て続けにある」の意味がありますが、「面白い映画が稠密です」という言い換えはできない違いがあります。
目白押しに対して「稠密」の表現は、「一つの場所(地域)に人や家などが密集している」という意味のニュアンスがあります。
まとめ
「目白押し」と「稠密」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「目白押し」とは「大勢の人・ものが隙間なく並ぶこと」や「一列に並んで押し合う子供の遊戯」を意味していて、「稠密」は「一つの場所に人・家・ものが密集していること、密度が高いこと」を意味している違いがあります。
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