「木骨」と「木造」の違いとは?分かりやすく解釈

「木骨」と「木造」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「木骨」「木造」の違いを分かりやすく説明していきます。

「木骨」とは?

「木骨」とは?

「木骨(もっこつ)」とは、「建築において骨組みを木造にすること」「外観はレンガ造り・石造りなどであるが、骨組みは木材で造られているもの」を意味している建築用語です。

具体的な「木骨」の建築構造としては、外観はモルタルで骨組みが木材の「木骨モルタル造り」や外観はレンガ(煉瓦)で骨組みが木材の「木骨煉瓦造り」などがあります。

「木造」とは?

「木造」とは?

「木造(もくぞう)」とは、「(鉄骨・RCなどの構造ではなく)木材で造ってあること」「木造建築」を意味している建築用語です。

「木造」の表現には、「建築物をはじめとして木材で造っているもの全般」という意味合いがあります。

「木造建築」というのは、奈良時代以前の日本古来からある建築工法で、木材の柱・梁(はり)・筋交い(すじかい)などを使って建物を組み立てていくやり方のことです。

「木造建築」「火事・台風には弱いが鉄骨・RCの建築構造よりもコストが安い特徴」を持っていて、解体しやすいというメリットもあります。

「木骨」と「木造」の違い!

「木骨」と「木造」の違い!

「木骨」「木造」の違いを、分かりやすく解説します。

「木骨」「木造」「木材を使用した建築の構造」という意味合いでは類似していますが、「木骨」というのは「外から見た外観は煉瓦造り・石造りなどであるが、内部の骨組みは木材で造ってあるもの」「その木材の骨組み」のことを意味しています。

木骨に対して「木造」というのは、「(鉄筋コンクリートなどではなく)木材で造ってあること」「建築物をはじめとして木材で造っているもの全般」を意味しているという違いがあります。

「木骨」という言葉は「建築物の骨組みが木材であること」に意味の重点がありますが、「木造」という表現は「骨組みだけに限定せず、ある建築物・モノが木材で造られていること」に意味の重点が置かれている違いを指摘することができます。

まとめ

まとめ

「木骨」「木造」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「木骨」とは「建築における骨組みを木造にすること(外観はレンガ・石など)やその骨組み」を意味していて、「木造」「木材で造ってあること・造っているもの」を意味している違いがあります。

「木骨」「木造」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。