「設計CBR試験」と「修正CBR試験」は道路舗装の工事・調査に関連する類似した二つの言葉ですが、「設計CBR試験」と「修正CBR試験」の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「設計CBR試験」と「修正CBR試験」の違いについて詳細に説明していきます。
「設計CBR試験」とは?
「設計CBR試験」とは、道路のアスファルト舗装の室内CBR試験のうち、「路床の適否を評価するために実施するCBR試験(地盤試験)」を意味しています。
「設計CBR試験」というのは、「路床の支持力を実験と計算で求めることで、アスファルト舗装の合計の厚さを合理的・科学的に設計することを目的としたCBR試験」を意味する用語なのです。
「修正CBR試験」とは?
「修正CBR試験」とは、道路のアスファルト舗装の室内CBR試験のうち、「路床・路盤の材料の適否を評価するために実施するCBR試験(地盤試験)」を意味しています。
「修正CBR試験」というのは、「現場の路盤の締固め条件に合わせて求めた砕石・砂利・砂などの粒状路盤材のCBR試験」で、「路床材・路盤材の選択」において使用されます。
「修正CBR試験」におけるCBR値によっては、締固め条件や使用する各種材料を修正するケースもでてくるため、この名称を付けられています。
「設計CBR試験」と「修正CBR試験」の違い!
「設計CBR試験」と「修正CBR試験」の違いを、分かりやすく解説します。
「設計CBR試験」と「修正CBR試験」は「室内CBR試験」の種類であり、どちらも道路のアスファルト舗装において必要な地盤試験のことを意味しています。
「設計CBR試験」とは「路床の適否(支持力)を評価する地盤試験で、アスファルト舗装の厚みを決定する役割」を果たしていますが、「修正CBR試験」というのは「路床・路盤の材料の適否を評価する地盤試験で、締固め条件や材料の選定に応用される役割」を果たしている違いを指摘できます。
まとめ
道路のアスファルト舗装の厚み・材料と地盤試験に関する「設計CBR試験」と「修正CBR試験」の違いを分かりやすく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
「設計CBR試験」と「修正CBR試験」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。
