この記事では、「学力が高い」と「頭が良い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「学力が高い」とは?
「学力が高い」は「がくりょくがたかい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「学校教育を通じて見に付けた能力が高い」という意味で、学校で習った知識が非常に良く見に付いていることです。
2つめは「教科における試験の成績が良い」という意味で、数学や英語、国語など科目別で行われる試験の成績が優秀であることです。
3つめは「自分で学ぶ能力に優れている」という意味で、自発的に学ぼうとする意志があり、人から教わったり参考書などを見ながら能力を伸ばす性質があることです。
上記に共通するのは「勉強ができる」という意味です。
「学力が高い」の使い方
「学力が高い」は「学校教育を通じて見に付けた能力が高い」「教科における試験の成績が良い」「自分で学ぶ能力に優れている」という意味で使われます。
複合語の形容詞として使われたり、副詞として「子供の学力が高くて親が自慢する」などと使われます。
基本的に、学校で習った知識が身に付いている人や、試験の成績が良い人に使われる言葉です。
「頭が良い」とは?
「頭が良い」は「あたまがよい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを論理的に考えて結論導き出す」という意味で、今まで得た知識を応用して筋道立てて結論を出すことです。
2つ目は「理解力がある」という意味で、ものごとの本質を正しく理解して、必要な行動を取ることです。
3つ目は「表現力に優れている」という意味で、言葉の使い方や言い回しなど、その場の雰囲気や人間関係を考えて会話ができることです。
4つ目は「発想力に優れている」という意味で、2つ以上のものごとを結び付けて新しいアイデアを生み出したり、直感的に他の人にはできない考え方で成功に導くことです。
上記に共通するのは「知識の応用がきく」という意味です。
「頭が良い」の使い方
「頭が良い」は「ものごとを論理的に考えて結論導き出す」「理解力がある」「表現力に優れている」「発想力に優れている」という意味で使われます。
複合語の形容詞として使われたり、副詞として「頭が良くて美人である」などと使われたりします。
基本的に、ものごとの理解力が高い人や、いざという時に知恵が回る人に使われる言葉です。
「学力が高い」と「頭が良い」の違い
「学力が高い」は「学校で習った知識が身に付いている人」「試験の成績が良い人」という意味です。
「頭が良い」は「ものごとの理解力が高い人」「いざという時に知恵が回る人」という意味です。
「学力が高い」の例文
・『彼は東大卒なので学力が高い』
・『彼女は学力が高く全国統一試験で一位になった』
・『後輩は、学力は高いが性格的に問題がある』
・『息子は学力が高く特別奨学生として大学に入った』
「頭が良い」の例文
・『彼は高卒だが非常に頭の良い人だ』
・『彼女は頭の良さが会話に表れている』
・『ここに忍び込んだ泥棒は中々頭が良い』
・『この式の立て方に頭の良さが出ている』
まとめ
今回は「学力が高い」と「頭が良い」について紹介しました。
「学力が高い」は「勉強ができる」、「頭が良い」は「知恵が回る」と覚えておきましょう。