「領土」と「国土」の違いとは?分かりやすく解釈

「領土」と「国土」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「領土」「国土」の違いを分かりやすく説明していきます。

「領土」とは?

「領土」とは?

「領土」という言葉は、その国に主権がある土地を表します。

国としての土地以外に、他の国を支配下に置いている場合、その国の土地もこの表現に含まれます。

「昔は、西洋諸国で領土獲得が広く行われていた」といったように使われると、例えば、英国がアメリカを始め、色々な国に侵攻し、支配下に置いていたことが表現されています。

「国土」とは?

「国土」とは?

「国土」は、その国として認められている固有の土地という意味になります。

この「国土」の中は、全てその国の中ということになります。

ですが、一部例外もあり、日本では各国の大使館内の敷地がそれに当たります。

その中では日本の中でありながら、アメリカ大使館であれば、その敷地内に限り、アメリカの国内という扱いになります。

よって、その敷地の中ではアメリカの法律が適用され、特別な許可がない限り、立ち入ることはできません(そして、立ち入る時にもパスポートは不要だという特殊な扱いとなっています)。

「領土」と「国土」の違い

「領土」と「国土」の違い

「領土」「国土」の違いを、分かりやすく解説します。

「領土」は、「国土」に加えて、支配下に置いている国の土地も含めて使う表現です。

現在では、「国土」と一緒になることがほとんどですが、その昔には、一国が複数の国を支配、及び統治していた時代もありました。

「国土」は、国としての「領土」のことで、そのように表現される土地の中がその国だと言うことができますが、前述の大使館の例のように、その国であって、実質上はその国ではないという土地も中には存在します。

まとめ

まとめ

「領土」「国土」は、このように違います。

「国土」と同じ意味で使う場合にも、「領土」とすると、その国の土地だという意味が強調されると考えていいでしょう。

例として、「ここは立派な日本の領土だ」としたような時がそれに当たります。